山下美夢有が達成したツアー記録の“60” 有村智恵が感じた「これ、レコード更新されるよね」の理由

山下美夢有が達成したツアー記録の“60” 有村智恵が感じた「これ、レコード更新されるよね」の理由

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  • 更新日:2022/09/23
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歴代覇者の有村智恵が気づいたコースの変化とは|撮影:上山敬太

<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 初日◇23日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6491ヤード・パー72>

過去5試合の優勝スコアの平均はトータル12アンダー。多くの選手が「グリーンが硬くて速い」と語るコースで、山下美夢有は日本ツアー新記録となる「60」を叩き出して、1日で12アンダーまで伸ばしてしまった。

山下の12アンダーにキャリングボードを持つボランティアも大慌て?【写真】

なぜ山下は利府で偉業を達成することができたのか。東北高校出身でアマチュア時代からなじみがあり、2009年大会の覇者である有村智恵は、ティオフして早々に「これコースレコード更新されるよね」と感じた。いつもの難しさがないのである。

まず大きな要因として挙げたのが、午後に10mmと強い雨が降るという予報が外れたこと。「セッティングの仕上がりというよりは、雨が降る距離設定となっていたのに雨があまり降らなかったことが大きいですね」。強い雨を想定したセッティングで何ホールかはティが前に出ており、2打目は短い番手を持つことができたのだ。

さらにグリーンは雨でやわらかくなった。「止まると(スコアが)出るな、という感じはしますよね。ここのコースの一番難しいところはグリーンの硬さ。でも、今日は1番ホールで2打目を9番アイアンでラフから打ったときにベタ止まりだった。これはスコアが出るなと」。グリーンで止めるための技術、ランの計算がいつもほどいらなくなった。

パッティングでは強気に打つことが大事だった。「ここはグリーンに小さなマウンドがいくつかあるのですが、セッティングの方はそのマウンドのてっぺんにピンを切ることが多い。どこからも上りのラインだけど、カップを過ぎたら1〜2メートル行っちゃうよというところで、打てるか打てないか、タッチを合わせていけるかが大事。スピードもいつもよりも出ていない。しっかり打ってもいけたかなと思います」。利府を知り尽くしているベテランほど、例年のスピードが頭をよぎるもの。それを払しょくして打っていける選手だけがバーディを量産できたのだ。

“いつもと違う”利府で、短い番手の距離感、強気のパットが打てること。この2つをトップレベルで兼ね備えている山下だからこそ偉業を達成することができたのだ。(文・秋田義和)

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