更新したChrome OSに紛れこんだ「1文字のタイポ」、ログイン不能やファイル損失の不具合を誘発

更新したChrome OSに紛れこんだ「1文字のタイポ」、ログイン不能やファイル損失の不具合を誘発

  • Engadget
  • 更新日:2021/07/22
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Nathan Ingraham/Engadget

Googleは、Chrome OS 91のアップデート(91.0.4472.147)を配信したところ、多くのユーザーからデバイスのCPU負荷が非常に高くなるとの苦情を受け取ることになりました。そのためGoogleはすぐにこのアップデートの配布を中止し、元のバージョン(91.0.4472.114)に戻しました。

ところがその結果、今度はLinuxアプリケーションの動作に不具合を来たす結果になり、すぐさま問題を修正したバージョン(91.0.472.165)を配布することになりましたが、これにはさらに大きな問題が含まれていました。

掲示板サイトRedditのChrome OSのページには、新しいChrome OSアップデートのために複数ユーザーがログインパスワードが通らなくなる問題があると報告されています。また他ユーザーには、起動時にループ状態に陥ってしまう問題が生じたとも報告されました。

あるユーザーは、リカバリーUSBを使用してループの問題から脱することができたものの、状態をチェックしたところ、保存していた重要なファイルが大量に失われてしまいました。

Redditへの報告によると、バージョン91.0.472.165に起こった不具合は、ソースコード中のとある条件分岐の構文中で”&&”と記述すべき所が"&"になっていたことが指摘されました。このせいでChrome OSはログイン情報を複合化できなくなり、ユーザーがデバイスを使用できなくなったとのこと。

7月21日、Googleはようやく問題を修正したバージョンのChrome OS 91(91.0.4772.167)をリリースしました。これで一連の不具合は解消されているはずです。

自動アップデートでまだインストールされていない場合は、Chrome OSにゲストとしてログインし、システムトレイの「設定」アプリから「About Chrome OS(Chrome OSについて)」をクリックし、「Check for updates(アップデートを確認)」を選ぶことで手動アップデートが可能とのこと。

近年GoogleはChromebookを企業や教育機関に売り込んできました。それらのユーザーに被害が出ていないかが気になるところです。またこのような問題に陥らないためには、日頃からのバックアップが重要であることは言うまでもありません。

さらに用心するならば、OSの自動アップデートをオフにし、アップデートが出た時は数日おいて問題が出ていないかを確認したうえで、手動で適用すると良いかもしれません。

Source:Android Police

Munenori Taniguchi

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