衆院選とワクチン対応並行 会場、人繰り...担当者「余裕がない」

衆院選とワクチン対応並行 会場、人繰り...担当者「余裕がない」

  • 毎日新聞
  • 更新日:2021/10/14
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県選管から届いた投票用紙を運ぶ青森市選管の職員ら=青森市新町の同市駅前庁舎で2021年10月12日、江沢雄志撮影

衆院が14日解散される。19日公示、31日投開票の日程で実施される選挙戦を控え、青森県内各市町村の選挙管理委員会は急ピッチで準備を進めている。想定より選挙が前倒しされ、新型コロナウイルスワクチンの集団接種などとも並行して対応しなければならなくなる中、会場の確保や人繰りに追われる担当者らからは「余裕がない」と嘆き節が漏れる。【江沢雄志】

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つがる市では、11月の投開票を見込んで投票所として押さえていた市民健康づくりセンターは、日程の変更で期日前投票などと新型コロナウイルスワクチンの集団接種の時期が重なり、会場の変更を余儀なくされた。開票所を置く予定だった施設もすでに予約が埋まっており、市役所から距離のある別の施設を新たに押さえ直した。

市の担当者は「県への開票情報の共有などに使う光回線を引けるところは多くないので会場が確保できてほっとした」と話す。

鶴田町では、10月中に予定されているワクチンの集団接種が全て終わった後に投開票が実施されると踏んで、接種会場と同じ施設を投票所として予約。しかし、日程の前倒しにより、2回の集団接種の狭間の時期に投票が行われることになり、一度設営した接種会場を投票所に作り直した後、さらに接種会場に戻さなければならなくなった。

選挙に関わる人手の確保で苦慮する自治体も目立つ。八戸市では実施が確実視される市長選とのダブル選になるため追加で150人程度が必要になったといい、ハローワークも通じて人員を募集している。

三沢市では投開票日とワクチンの集団接種の日が重なってしまったため、接種担当の職員を選挙業務に充てることができなくなり臨時職員も動員する。板柳町や大鰐町ではリンゴの収穫期と重なっているため、投票所の立会人などの確保に苦労しているという。

一部の自治体では当面、人手や会場などの調整を余儀なくされる見通しで、県選管事務局の渋谷治次長は「厳しい日程となってしまったが、各市町村と協力しながら間違いのないよう進めたい」と話している。

毎日新聞

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