先の保障のない年収1300万の31歳。現金預金は何割投資に回すのが正解?

先の保障のない年収1300万の31歳。現金預金は何割投資に回すのが正解?

  • MONEY PLUS | くらしの経済メディア
  • 更新日:2020/11/21

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ
今回の相談者は、31歳、会社員の男性。年収1300万円と、高収入の相談者。しかし、将来も高収入が続くか保障がなく、貯蓄とのバランスをとって運用していきたいといいます。どんなプランがよいのでしょうか?  FPの伊藤亮太氏がお答えします。

先の保証されていない高収入だが、どの程度投資に回せるか?

最低限の資産運用は行っているが、追加で投資を考えているのですが、現金預金の内、どの程度を投資に回してもよいのか迷っています。結婚資金と最低限の生活費として500万円ほどを確保して、のこりを分散して投資信託など購入に当てようかと思っていますが、適正でしょうか。

給与手当よりもボーナスの割合が多い給与体系となっており業績に連動して増減します、いまのところ好況が続きそうですが、今後の業績・景気次第では減少する可能性も十分にあります。備えて生活レベルを上げないようにしたいという意識はあり、住宅費などの固定費をなるべく上げないようにしているつもりです。ただ支出は平均値よりも高くなっており、もうすこし貯蓄に回したいと思うのですが、趣味や衣類にお金を使ってしまっています。家計改善のアドバイスもいただければ幸いです。

【相談者プロフィール】
・男性、31歳、会社員、未婚
・配偶者の年齢:同棲相手30歳(1,2年後結婚予定)
・同居家族について:同棲相手年収350万円(自営業・法人)
・住居の形態:賃貸
・世帯年収:550万(ボーナス含め額面1300万:手取り950万円)※同棲相手の収入含まず
・年間の世帯の手取りボーナス額:750万円
・毎月の世帯の支出の目安:33万5,000円

【毎月の支出の内訳】
・住居費:賃貸アパート7万(家賃6万、駐車場1万)
・食費:5万円
・水道光熱費:1万5,000円
・教育費:6,000円
・保険料:3,000円
・通信費:1万2,000円
・車両費:3万2,000円
・お小遣い:4万円
・その他:日用品2万8,000円/衣服4万円/医療3,000円/交通費1万円/ 交際費1万8,000円

【資産状況】
・毎月の貯蓄額:3万円
・ボーナスからの年間貯蓄額:600万円
・現在の貯蓄総額:2,000万円
・現在の投資総額:総額500万円/[内訳]自社株300万(月7万)/つみたてNISA 76万(年40万)/iDeCo 41万(月1.2万)/個人年金保険 85万(月2万)
・現在の負債総額:奨学金:250万 (月3万円返済)
・住宅ローン無し、奨学金250万円、退職金1700万予定

伊藤:ファイナンシャルプランナーの伊藤亮太です。回答させていただきます。31歳というご年齢の割に、貯蓄および投資金額の合計が2500万円と、一般的な会社員とはかけはなれた状況です。

ボーナスの半分を運用に回してみては?

これだけ余裕がおありであれば、支出は今のままでもよいのではないかと思います。ご相談者のストレスがたまらない程度に支出はすべきだと思います。現状ですと、ボーナスはすべて貯蓄にまわしているような状況かと思います。この部分の例えば半分を運用に回していくというスタイルはいかがでしょうか。

低リスクをとるか積極的に行くか?

結婚資金と最低限の生活費として500万円ほどを確保して、残りを運用するということでしたら、それはそれで構いません。ただし、1,500万円と高額となりますゆえ、一度にまとめて運用するよりかは積み立てによる運用の方がよいようにも思います。例えば、月々今までの投資とは別に、20万円ずつ投資に配分していく。その一方で、ボーナスからも得られる貯蓄額の半分を投資していく。こうして投資の配分を徐々に増やしていってはいかがでしょうか。

もちろん、アグレッシブにいかれるのであれば、外債投信や株式投信にまとめて投資するのも一つの手法です。とはいえ、日経平均株価をはじめ、株式相場には過熱感も出てきていると筆者は思います。そのため、時期を見計らって、大きく下落するといったチャンスがきたらある程度まとめて運用していくスタイルでもよいと思います。今は待ちの姿勢で、じわりじわり運用にまわしてくようにしてください。

運用は分散を心がけて

現状のつみたてNISAやiDeCoの資産配分状況がわからないため、何とも言えないものの、これらの運用では分散をしっかりされているでしょうか?また、同じ投信など購入されていないでしょうか?もし同じ投信を購入されているのであれば、売却する時期などもわけて検討すべきです。

そして、今後運用で増やす部分は、これまでとは異なる投信や株式、外債などに配分するよう心がけてください。新型コロナウィルスに伴う株式市況悪化は耐性がついてきていることにより今後は大幅な下落はないとは想定されるものの、いつ何時何が起きるかわかりません。そのため、普通預金や個人向け国債など安全資産による運用でもよいと思います。

支出で改善するべき点は?

支出面ですが、もしコストカットしたいということであれば、衣服や日用品購入、食費を削ることになると思います。確かに、衣服代毎月4万円は支出しすぎのようにも思います。今後結婚されることを考慮するならば、ご自身で趣味や衣服に使いすぎているとお感じのようですので、しっかり決めてその支出を減らし、1~2万円でも貯蓄にまわすようにしてください。

住宅購入を検討するのもアリ

なお、別の観点になりますが、住宅購入を検討していくのもありかもしれません。これだけまとまった貯蓄があるため、収入の多いうちに住宅を購入し、お子さんが生まれた時に備えていくのもよいと思います。この場合には、無理に投資には回さず、貯蓄で確保しておき、住宅ローン控除など税制優遇面をさらに活かしていくスタイルをご検討されてもよいと思います。

投資は積み立てがオススメ。バランスは都度調整を

いずれにせよ、投資に回すのであれば、積立によりコツコツと徐々に配分をあげていくことをご検討ください。最終的に、貯蓄と投資のバランスを考慮するならば、貯蓄3:投資7ぐらいまでは引き上げてもよいと思います。現状の金額でいえば、貯蓄750万円、投資1,750万円です。もちろん、貯蓄500万円、投資2,000万でも構いませんが、あくまで数年後など最終的なスタイルとしてください。その頃には別途貯蓄も溜まっており、貯蓄の配分が上がっていると思います。なお、将来どういった道を歩むかを考えながら、例えば住宅購入を考えるなら貯蓄7:投資3にするなど配分をご検討されるとよいと思います。

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(伊藤亮太)

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