「八月は夜のバッティングセンターで。」第3話レビュー:川崎宗則選手が語る、千本ノックの大切さ(※ストーリーネタバレあり)

「八月は夜のバッティングセンターで。」第3話レビュー:川崎宗則選手が語る、千本ノックの大切さ(※ストーリーネタバレあり)

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  • 更新日:2021/07/23
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テレ東が描く新感覚“ベースボール・ヒューマンドラマ”!

関水渚×仲村トオルW主演で、この夏開幕!

わけあって夏休みにアルバイトをすることになった17歳の女子高生・夏葉舞(関水渚)と「バットのスイングだけで、その人の悩みがわかる」と豪語する47歳の謎の元プロ野球選手(仲村トオル)。

二人がバッティングセンターに現れる女性たちの悩みを「野球論」に例えた独自の「人生論」で解決へと導いていく。

本記事では、そんな話題作の第3話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

「八月は夜のバッティングセンターで。」第3話レビュー

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今回の悩める女性は、和食やで職人として修業している果林(武田玲奈)。

働き始めて1年近く経つが、全然上達せず怒られてばかりだ。料理の専門学校時代成績が良く、コンテストで賞を取っていた果林は、自分の才能を生かさず下働きばかりさせられることに不満を感じていた。下働きなんて無駄だと思っているし、注意されても不満が顔に出てしまっている。さらに先輩に「こんなことするためにここに来たんじゃない、私は和食の可能性を広げるためにこの世界に入ったのに!」という始末。

おお……これはなかなか青い……。

バッティングセンターでも同じだった。「はじめから完璧にやりたい」と動画でプロのフォームをさんざん観たあとバッティングに臨むが、全然当たらない。

舞(関水渚)と伊藤(仲村トオル)が話を聞いたが、下積みや店への文句ばかり。

「あんだの考えが甘いのがよくわかった」と言う伊藤に怒る果林だが、またここであのセリフが出る。

「聞きたいか、俺の野球論」

今回は試合ではないようだ。そこには、練習している川崎宗則選手の姿があった。

「ムネリンこと、川崎宗則だ~! ついに現役選手!」

めちゃくちゃわかりやすい舞の叫び(説明)が野球初心者にはありがたい(川崎宗則選手はさすがに知っているけど)。

「たとえ同じような反復作業に見えても、そこには必ず意味がある」

そういう伊藤に、彼とあんたの決定的な違いがわかるかと聞かれるが、果林はわからない。

「彼は一本一本、その質を丁寧に確認しながら、その上で自分を酷使している。そこが一番違う」

「毎日の積み重ねに、あんたも全力で取り組んでみなよ」

ハッとした果林は、野球場に転がった川崎選手に「どうしてそんなことできるの?」と聞く。

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「野球が(息切れ)野球が上手くなりたいから。千本ノックっていっても、いろんなシチュエーションを考えて受けると、結果千本になるだけで、実は千本じゃ足りないくらいなんだよ」

伊藤が続ける。

「側から見れば根性論、近くで見れば方法論てことだよ。プロでやってる人間は、みんな自分で自分を鍛え上げてる。そしてその先に、きっと栄光は待ってる」

翌日から、任された下積みに取り組む姿勢を変えた果林。注意もされるが、いいところを褒められる。笑顔で「ありがとうございます」と答えた彼女は、もう心配なさそうだ。

今回川崎選手の練習を見て神妙な顔をしていたのは果林だけではない。

舞もまた、彼を見て自分が練習していた頃を思い出していた。伊藤に頼み、外野で練習を見させてもらうことにした舞。快諾して「ついでにボールを拾ってやってくれ」と言い、少しため息をついた伊藤。舞が野球をやめた(?)事情を知っているのだろうか。

最後、誰かの家の前で呼び鈴を押すか迷う舞。チームメイトらしき人に「お見舞いにきたの?」と話しかけられるがひるみ、「続けるかやめるかはっきりしなよ」的なことを言われて逃げてしまう。舞の物語も徐々にわかっていくのが楽しみだ。

毎回登場する出てくる女性の悩みとゲスト選手のプレイスタイルがリンクしているところが魅力のこの作品。それだけでなく、毎回取り上げられる悩みが、誰でも体験する可能性があるところが素晴らしい。野球やゲストに興味がなくても、共感できる部分があるんじゃないかと思うので、ぜひいろんな方に観てほしい。

→「Paravi」で第3話を見る

第3話ストーリー

今井果林(武田玲奈)は和食屋で職人として修業を始めて1年経つが、手際が悪く先輩から怒鳴られる毎日。だが和食の可能性を広めるためにこの世界に入った果林は気にも留めない。バッティングセンターでも、最初から一流のフォームを真似しようとするがうまく打てず、イライラを募らせる。夏葉舞(関水渚)と伊藤智弘(仲村トオル)が話を聞くと、「下積みは不要」だの店の文句ばかり…。

考えの甘さに野球論を語り始める。

(文:ぐみ)

--{「八月は夜のバッティングセンターで。」作品情報}--

「八月は夜のバッティングセンターで。」作品情報

イントロダクション

テレ東が描く
新感覚“ベースボール・ヒューマンドラマ”!

「八月は夜のバッティングセンターで。」
関水渚×仲村トオルW主演で、
この夏開幕!
- あの往年の“野球レジェンド”たちも登場!? -

関水渚ドラマ初主演!仲村トオルとW主演!
ドラマの舞台は都内のとあるバッティングセンター。わけあって夏休みにアルバイトをすることになった17歳の女子高生・夏葉舞と、「バットのスイングだけで、その人がどんな悩みを抱えているかわかる」と豪語する47歳の謎の元プロ野球選手の男性が、毎回バッティングセンターに現れる悩める女性たちを、「野球論」で例えた独自の「人生論」で解決へと導いていく本作。
「ライフ・イズ・ベースボール」を合言葉に、「野球」というテーマを通して、人々の背中を少しだけ押していく、テレビ東京が描く、新感覚の“ベースボール・ヒューマンドラマ”です。

女子高生・夏葉舞を演じるのは、1月クール「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」でヒロインに抜擢された今最も注目される若手女優・関水渚。関水は本作がドラマ初主演となります。バッティングセンターで悩める女性の相談を次々と解決する謎の人物・伊藤智弘を演じるのは、実力派俳優・仲村トオル。テレビ東京のドラマ出演は昨秋放送『横山秀夫サスペンス「沈黙のアリバイ」「モノクロームの反転」』、連続ドラマは2018年放送の「ラストチャンス 再生請負人」以来。また野球部のマネージャーを務めたことがあるという関水と、中学時代に野球部だった仲村は、今回が初共演となります。

さらに本ドラマは、野球好きであれば誰もが知っているような、往年の“野球レジェンド”たちが登場します。ドラマのストーリーの中で、どんな選手が、どのように登場するかは今後の続報をお待ちください。

“ライフ・イズ・ベースボール”
異色の野球好きコンビが放つ、
これまでにない<“人生×野球”ドラマ>
「八月は夜のバッティングセンターで。」
(通称:ハチナイ)
夏のはじまりと共に開幕する本作に、
どうぞご期待下さい!

スタッフコメント

テレビ東京 寺原洋平(プロデューサー)

この夏、テレ東深夜ドラマに期間限定でバッティングセンターが出現します。
この時期、野球といえば言わずと知れた甲子園ですが、テレビ東京の深夜も覗いてみてください。
そこにはまさに人生の縮図のような野球が展開されています。
野球の適温は熱いだけじゃない、青春は甘酸っぱいだけじゃない、これまで多くの大人達に向けて色々な変化球のヒューマンドラマを送り出したテレビ東京だからこそできる、甘さ控えめ微熱の新感覚ベースボール・ヒューマンドラマ。是非、この夏のお供に!

博報堂ケトル 畑中翔太(企画・プロデュース)

「野球は人生に通ずる」をテーマに、人生における様々な“壁”にぶつかる悩める人々を「野球論」で解決していく、そんな全く新しい“ベースボール・ヒューマンドラマ”が誕生しました。
野球ファンの方であれば誰もが知っている、あの“レジェンド”たちもドラマに登場します!
そしてこのドラマのために、監督、脚本家、プロデューサー、各スタッフに至るまで、実に野球愛に溢れた制作チームが集結しました。この夏、関水さん&仲村さんの新コンビが、夜のバッティングセンターを舞台にして、「ライフ・イズ・ベースボール」を合言葉にちょっぴり大人のベースボールドラマをお届けします。ぜひご期待ください!

アカツキ 後藤ヨシアキ(プロデューサー)

アニメ「八月のシンデレラナイン」の打ち合わせの場で「女性が夜のバッセンで良いスイングをしてる深夜ドラマが観たいんです」とテレビ東京さんの深夜ドラマファンであることを伝えてから約1年。
今、ドラマ化という想像もしていなかった打席に立っています。
私自身、普段はハチナイのアニメやコラボ企画を担当していますがドラマのハチナイでは〝野球というモチーフを通じて人間の成長を描く〟という本質的コンセプトはそのままに、完全オリジナルの物語に挑戦しています。
監督の皆さん、ぜひご視聴ください!
各話、視聴後の余韻はきっと〝ハチナイだ〟と感じていただけるはずです。

原案情報

スマートフォン用アプリゲーム
『八月のシンデレラナイン』(アカツキ)

2021年6月にリリース4周年を迎える「青春×女子高生×高校野球」をテーマにした〝野球型青春体験ゲーム〟です。
プレイヤーは同級生監督として、魅力的な女子キャラクター達を指導・育成しながら、共に〝甲子園〟という夢を追いかけます。
2019年4月にテレビアニメ化され、2021年7月には最新話を加えて再放送がスタートします。

イントロダクション

女子高生の夏葉舞(関水渚)が、夏休みにわけあってアルバイトをすることになったバッティングセンターには、夜になるとなぜか悩める女性たちがやってくる。バッターボックスで球を打つ彼女たちを見つめている謎の男性・伊藤智弘(仲村トオル)は、「スイングを見るだけで、その人がどんな悩みを抱えているのかわかる」といい、その悩みを「野球論」で例えた独自の「人生論」で解決に導いていく。
果たして今宵はどんな悩める女性が訪れるのか?舞と伊藤の不思議な夏が今はじまる!

番組概要

番組名
水ドラ25「八月は夜のバッティングセンターで。」

放送日
7月7日スタート 毎週水曜 深夜1時10分~1時40分放送

放送局
テレビ東京 テレビ北海道 テレビ愛知 テレビ大阪 TVQ九州放送

原案
八月のシンデレラナイン(アカツキ)

出演
関水渚 仲村トオル ほか

ゲスト
第1話:木南晴夏 岡島秀樹
第2話:堀田茜 山﨑武司
第3話:武田玲奈
第4話:深川麻衣
第5話:佐藤仁美
第6話:山下リオ
第7話:板谷由夏
第8話:山﨑夢羽

監督
原廣利(「RISKY」「日本ボロ宿紀行」)
志真健太郎(「LAPSE」「TOKYO CITY GIRL」)
原田健太郎

脚本
山田能龍(「全裸監督」「新聞記者」)
矢島弘一(「毒島ゆり子のせきらら日記」「コウノドリ」)

オープニングテーマ
クリープハイプ「しょうもな」(ユニバーサル シグマ)

エンディングテーマ
クリープハイプ「こんなに悲しいのに腹が鳴る」(ユニバーサル シグマ)

企画・プロデュース
畑中翔太(博報堂ケトル)

プロデューサー
寺原洋平(テレビ東京) 漆間宏一(テレビ東京)
山田久人(BABEL LABEL) 山口修平(アカツキ) 後藤ヨシアキ(アカツキ)

制作
テレビ東京/BABEL LABEL

製作著作
「八月は夜のバッティングセンターで。」製作委員会

ぐみ

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外部リンク

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