転倒で救急出動17件、重傷者も 姫路など中・西播磨地域でも寒波が猛威 観光施設が休業、一部地域で停電も

転倒で救急出動17件、重傷者も 姫路など中・西播磨地域でも寒波が猛威 観光施設が休業、一部地域で停電も

  • 神戸新聞NEXT
  • 更新日:2023/01/25

列島を襲った今季最強の寒波は、雪の降り始めから一夜明けた25日も兵庫県の中・西播磨地域の公共交通や商業施設を混乱させた。国道2号など幹線道路では立ち往生の車列ができ、鉄道ダイヤの乱れも続いた。主要駅前にはタクシーを待つ人が長い列をつくり、多くの商業・観光施設は休業やオープン時間を遅らせて対応した。降雪量の多い地域では住民が雪かきに追われた。

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大渋滞が発生した国道2号の東行き車線=25日午前7時55分、姫路市平野町

姫路市消防局によると、同市内では25日午後4時までに、雪や風による転倒での救急出動が17件あった。同日午前7時40分ごろには歩いていた80代女性が転倒し、右手首の骨を折る重傷を負った。自転車で転んだ救急搬送も6件あり、担当者は「26日以降も日陰には雪が残り凍結する恐れがある」と注意喚起している。

同市夢前町山之内では25日午前に約140軒が一時停電した。市によると、雪による家屋倒壊や水道管破裂は確認されていない。市建設局の職員は市道への凍結防止剤散布に追われた。

市危機管理室は法令に従って冬用タイヤやチェーンの装着を呼びかけたが、間に合わない車によるトラブルもあった。同市白浜町の陸橋では午前10時半ごろ、凍った路面でワゴン車のタイヤが空転し立ち往生。後続車の助けで安全な場所に移動できたが、運転していた自営業男性(56)は「車体が突然傾き驚いた。スノータイヤを着用すべきだった」と悔いていた。

観光・商業施設では、来場者の安全確保、交通まひによる従業員の通勤困難で休業などが相次いだ。世界文化遺産・国宝姫路城(同市本町)は有料区域の路面凍結のため、雪の影響では初めて終日休城した。好古園や市立動物園、姫路文学館、市立美術館なども休業した。JR姫路駅構内の市観光案内所は朝から閉所したが、出勤できた職員3人が電話応対のみ行った。山陽百貨店とピオレ姫路は午後から開店し、一部テナントは休業した。

同駅近くのカプセルホテルでは、雪が降り始めた24日夕から予約の電話が鳴りやまず、夜には全131室が埋まった。女性スタッフは「夜中の3時にも部屋の空きを確認する電話があった」と話した。25日はスタッフが出勤できず、新規予約を断った。

市教育委員会によると、同日午前10時時点で大雪警報が出ており、幼稚園、小中学校などの全市立学校園が臨時休業した。

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