「氷川きよし君と滝沢秀明君と三人で池田先生に面会」 元学会員・長井秀和が明かす「池田大作氏に愛された芸能人たち」

「氷川きよし君と滝沢秀明君と三人で池田先生に面会」 元学会員・長井秀和が明かす「池田大作氏に愛された芸能人たち」

  • デイリー新潮
  • 更新日:2023/11/24

「氷川きよし君と滝沢秀明君と三人で池田先生に面会」

11月18日、創価学会の池田大作名誉会長が15日に老衰のため95歳で死去していたことが明らかになった。創価学会といえば、数々の著名人を広告塔として利用してきたことが有名だが、元学会員でお笑いタレントの長井秀和氏(53)が、池田氏の寵愛を受けた芸能人たちについて明かす。

***

No image

長井秀和氏

【写真を見る】若かりし日の池田大作氏 妻と3人の息子との集合写真

「芸人としてブレイクした頃、氷川きよし君やタッキーこと滝沢秀明君と三人で、池田先生に面会しました」

と語るのは、お笑いタレントで、西東京市議を務める長井秀和氏(53)。両親共に学会員の家庭に生まれ、自身も学会の系列校・創価学園の小中高を経て創価大学まで通ったエリート信者だったが、2012年に学会を脱会した。

「05年1月、八王子にある東京牧口記念会館で開かれた本部幹部会で、集まった千人ほどの学会員の前で池田先生から激励を受ける機会がありました。タッキーはNHK大河ドラマ『義経』の主演に抜てきされた頃でしたから、歴史モノ好きの池田先生は壇上でうれしそうにしていました。タッキーといえば、あのジャニーさんにも気に入られて、それに池田大作でしょ。クセの強い昭和のフィクサーたちから寵愛を受けていて、すごいなと思いましたよ」

「メモを取っていると、氷川きよしにニラまれ……」

会場で隣に座った氷川からは叱られてしまった際の逸話を、長井氏が続けて話す。

「幹部会ではメモを取るのは禁止されていましたが、出席者は後日、幹部会に出られなかった人のために、池田先生がどんな話をしていたかなどを報告しないといけない決まり。それでこっそり話の内容を記録しようと紙にペンを走らせていたところ、氷川君にニラまれて“なんでメモを取っているんですか”とたしなめられたんです。とっさに私は“晩ごはんの献立を書いていた”とうそをついたんですが、氷川君からは“そんなわけないでしょ”ってすごく怒られました」

心酔した様子の氷川は、涙ぐみながら壇上の池田氏を見つめていたそうだが、長井氏によれば「メモ禁止」にはこんな理由があるとか。

「池田先生って結構、放言しちゃうタイプなんですよ。実際に私が聞いた話で言えば、 “(第2会長の)戸田城聖の愛人の面倒を見るのが大変だった”とか平気で皆の前で話しちゃいますし、1990年代初頭に細川内閣で公明党出身の閣僚が誕生した時も、総理が発表する前の幹部会で“ウチから今度、石田(幸四郎)と神崎(武法)と坂口(力)が大臣になるんだぞ”という具合に人事をバラしたことがあって、対外的に問題となったと聞きました」

「相当暇だったのでは……」

学会員にとっては池田氏の貴重な肉声が聞ける場だったようだが、芸能界の流行も積極的に“放言”に取り込んでいた様子がうかがえる。

「私がテレビに出始めた頃から、池田先生が本部幹部会でやたらと『間違いないっ!』と連呼するようになったと聞きました。よく先生の口癖をまねしたのではと言われるんですが、私の方が先なんです」

そう話す長井氏自身は、池田氏からどんな言葉を投げかけられたのだろうか。

「池田先生はテレビを観ている人で、当時、私が出演していたテレビ東京系の『朝は楽しく!』という視聴率が1%あるかないかの番組の内容まで把握していたのには、驚くというかあきれてしまいました。学会員なら朝の勤行(ごんぎょう・ご本尊に向かってお経などを読む)で忙しい時間に放送されていたので、相当暇だったのでは……。その番組で、“私立小学校に通っていたので、地元で長井のことを知っている人はいない”と言われていたことを気にかけてくれたのか、池田先生から“長井君は地元に知り合いがいないのに、創価小で頑張ってきて、芸能界でも負けずにやっていて素晴らしい”というメッセージが、ようかんなどのお菓子付きで学会の芸術部を通して届きました」

長年、創価学会について取材を続けてきた「週刊新潮」では、11月22日発売号で、創価学会について10ページにわたる総力特集を掲載。そこには彼らが隠したい「黒歴史」から知られざる池田氏の素顔、さらに「遺体ミイラ化計画」まで網羅して報じている。

「週刊新潮」2023年11月30日号 掲載

新潮社

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加