代表のスタイルと役割の違いに苦しむも、その挑戦すらも楽しむ岡田侑大「もう一つ上のレベルの選手になるには必要なこと」

代表のスタイルと役割の違いに苦しむも、その挑戦すらも楽しむ岡田侑大「もう一つ上のレベルの選手になるには必要なこと」

  • バスケット・カウント
  • 更新日:2021/11/25
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文=丸山素行 写真=日本バスケットボール協会

「慣れない部分が多くて、思い通りにプレーができていない」

男子日本代表は11月27日、28日に行われるワールドカップ予選のWindow1に向けチーム強化に取り組んでいる。トム・ホーバス新体制となったことで候補メンバーは様変わりし、初選出の選手も多い。岡田侑大もその一人だ。

「トップチームに呼ばれたのは初めてで、本当にうれしかったです。今までテレビで見てきた選手達と一緒に練習したり試合ができるのは自分としては本当にうれしい限りなので、精一杯頑張っていきたい」と、岡田は代表選出の喜びを語った。

今シーズンの岡田は持ち前の得点力を遺憾なく発揮し、日本人トップとなる平均19.1得点を記録している。代表でもそのオフェンス力に期待がかかるが、岡田はチームでの役割やスタイルの違いから、それが簡単ではないことを理解している。

「信州(ブレイブウォリアーズ)では攻めることが一番の役割だったんですけど、代表チームの練習に参加して自分に求められた仕事はまた違ってくると思っています。信州の時はピック&ロールを使ったり自分がボールを持ってプレーする時間が長かったんですが、トムさんのバスケットは一人ひとりがボールを持つ時間を少なくしたいというのがチームルールなので、そういった意味でも自分が信州でやっているようなバスケットはなかなかできないです。その中で自分が持っている力を出さないといけないので多少難しいところがあると思うんですけど、もう一つ上のレベルの選手になるには必要なことなのかなとも思っています」

所属する信州ではファーストオプションを任され、ボールを託される時間が長いからこそ平均19.1得点というスタッツが実現できている。ボールの所持時間が減れば、これまでに見せているパフォーマンスをコンスタントに出すことは当然難しくなる。岡田が「なかなか慣れない部分が多くて、思い通りにプレーができていない」と言うのも無理はない。それでも、以前からプレースタイルが似ていると言われる代表常連の比江島慎のように、チームに早くアジャストしようと取り組んでいるという。

「まだ自分はアジャストできていない部分が多いですし、持ち味をなかなか出せていないことがあるんですけど、比江島選手は自分のチームで求められる仕事と違ったとしてもしっかりアジャストしていて、格の違いというか経験の違いを今は感じています。比江島選手は次のプレーを選択するスピードも速いので、そういったところを次の練習からは意識したいなと思っています」

日本は東京オリンピックで3連敗を喫した。岡田は「力の差はあると感じていたんですけど、自分が入った時にはもっとアグレッシブに攻めていきたいと感じました」と、観戦しながら自分がそこに立っている姿を想像していたという。

ロスター争いは佳境を迎え、トムコーチがどんなメンバー構成で中国戦を戦うのかに注目が集まっている。スタイルは変われど、世界で勝ち抜く上では最終的に個の打開が求められる。岡田がスタイルにアジャストし、持ち前の攻め気を貫くことができれば、初選出でいきなり日の丸を背負う可能性は十分にある。

バスケット・カウント編集部

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