上川外相、G7外相会合開催 ウクライナ情勢で連携確認 11月に都内で会合

上川外相、G7外相会合開催 ウクライナ情勢で連携確認 11月に都内で会合

  • 産経ニュース
  • 更新日:2023/09/19
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上川陽子外務相=外務省(関勝行撮影)

上川陽子外相は18日夜(日本時間19日午前)、米ニューヨークで先進7カ国(G7)外相会合を開催し、ウクライナ情勢を巡り、侵攻を続けるロシアへの毅然(きぜん)とした対応とウクライナへの支援継続で連携を確認した。日本は今年のG7議長国で、上川氏はロシアによるウクライナ侵略と国際法違反を非難するG7議長声明を発表した。会合では11月7、8両日に東京で対面のG7外相会合を開くことも決めた。

上川氏は会合後、記者団の取材に応じ「ウクライナ情勢、中国やインド太平洋地域などについて、率直かつ突っ込んだやり取りを行うことができた」と成果を強調した。

会合で上川氏は、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に関し、国際原子力機関(IAEA)と協力して実施する日本の立場を改めて説明し、G7各国の理解と前向きな発信に謝意を伝えた。

議長声明では、ロシアに対し「国際的に認められたウクライナの領域から即時、完全かつ無条件に、部隊および軍事装備を撤退させなければならない」と要求。中国に対し、露軍撤退に向けてロシアに圧力をかけるよう求めた。

また、ロシアが北朝鮮との協力を深めていることを念頭に、「インド太平洋地域およびそれを超えた地域の平和と安全を損なう恐れがある」との懸念を共有した。

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