外務省発行の“青ナンバー”は交通違反に問われない? 知られざるナンバープレートの世界

外務省発行の“青ナンバー”は交通違反に問われない? 知られざるナンバープレートの世界

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2021/11/25

◆選ぶ自由度が増したナンバープレート

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国土交通省のHPでは現在交付されている図柄入りナンバープレートの一覧を見ることが出来る

バイクや自動車、一般道を走行する際に必ず必要となるのがナンバープレートです。

最近では、期間限定の東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様が交付されたり地方版図柄入りナンバープレートが交付されるなど自由度も大きくなっています。

ひとえにナンバープレートと呼称していますが、普通自動車以上は「自動車登録番号標」、軽自動車や自動二輪車は「車両番号標」、小型特殊自動車や原付自転車は「標識」と車両区分により名称が分けられています。

◆色、図柄で判別も可能に

日本でのナンバープレートの登場はおよそ100年前。1907年に登場したのが始まりで、当時は自動車保有台数も少ないことから4桁の数字が表記されるだけの簡単なものでした。

現在のナンバープレートと同じ形の物が登場したのは1955年。これ以前には欧州型の横長のナンバープレートが使われたこともありましたが、今では北米型ナンバーと同じサイズとなっています。

地域名の横の分類番号も当初は一桁だったものの、現在では3桁となり、希望番号制度が普及したこともあり、番号が枯渇。いまでは数字+英語の表記も見受けられるようになってきています。ちなみに導入されている英語はA・C・F・H・K・L・M・P・X・Yと10文字。

バイクや自動車を所有していなくても、普通自動車は白、軽自動車は黄色と何となく覚えている人もいるでしょう。大型の普通車なら3ナンバー、小型普通車なら5ナンバー、改造車なら8ナンバーなど、ナンバープレートの分類番号で、どういった車両か分類されており、ここにナンバーの色で自家用や事業用など判別も出来るようになっています。

まあ前述したオリンピックナンバーや図柄入りナンバーの登場で、色による分別の意味合いが薄れている気もしますが…。

◆意外と知らない特殊ナンバープレート

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パトカーの分類番号は8xx。最近では希望ナンバーのパトカーも存在する

さてそんなナンバープレートですが、なかなか見かけることのないナンバープレートは以下のとおりです。

◆「自衛隊ナンバープレート」

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航空自衛隊所属の空港用化学消防車。ナンバープレート及び7空団の文字から百里基地所属と判る

自衛隊が運用している車両は、自衛隊法により道路運送車両法の規定は、自衛隊の使用する自動車には適用しないとなっています。しかし、同時に他の自動車と区別できる番号及び標識を提示すると言う項目もあるので、自衛隊専用のナンバープレートが発行されているのです。

自衛隊のナンバープレートは横長の長方形。前2桁+後4桁の数字となっています。この前2桁を読むことで、陸海空及び防衛装備庁のどの管轄なのかが判るようになっています。ちなみに後4桁は通し番号となっています。

◆「外務省発行のナンバープレート」

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JAFホームページより。外交官だけでなく領事館発行のナンバープレートも存在する

青ナンバーとも言われる外交団用ナンバープレートは最強のナンバープレートとも言われている。外交特権があるので駐停車禁止や速度超過など違反になる場合でも取り締まりをされることはない。

青ナンバー車両が通行妨害などのレベルで迷惑駐車している場合などは、警察ではなく外務省に問い合わせてほしいと、知人の警察官に聞いたことがある。

◆「仮ナンバー」

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世田谷区HPより。仮ナンバーの発行は市区町村の役所で行われる

ナンバー上に赤い斜線が引かれたナンバープレート。

車検切れ車両や未登録車両などが車検を受ける際に運行する為のナンバープレートで、正式名称は「自動車臨時運行許可番号標」。車検や登録、整備などに限り許可が降りるナンバーとなっています。基本的には申請ルート以外走行できないことになっています。

◆「官公庁用ナンバープレート」

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写真はヤマハのアクシストリート。125ccだが白ナンバーと言う組み合わせで官公庁用ナンバープレートと判別が可能だ

官公庁が運用する原動機付自転車に発行されているナンバープレート。ぱっと見は原付一種のナンバープレートに見えますが、ひらがな表記がなく区市町村名と数字のみとなっています。通常のナンバープレートを採用しているところも多いので、中々お目にかかることはできません。

何気なく普段乗っている車両のナンバープレート。希望ナンバーや図柄入りナンバーなど様々なナンバーが増えてきているが、気になる人はナンバーを注意して見てみるのもいいだろう。

<文/板倉正道>

【板倉正道】

テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク

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