支持二分 次男と元秘書で“身内同士”の争い 多くは静観の故翁長氏後援会 那覇市長選

支持二分 次男と元秘書で“身内同士”の争い 多くは静観の故翁長氏後援会 那覇市長選

  • 沖縄タイムス+プラス
  • 更新日:2022/09/23
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那覇市長選立候補予定者の関係図

[那覇市長選 2022.10.23]

10月23日投開票の那覇市長選まで1カ月となった。選挙は、「オール沖縄」勢力が推す翁長雄治氏(35)と、自民、公明推薦の知念覚氏(59)の一騎打ちとなりそうだ。両氏は故翁長雄志氏の次男と元秘書で“身内同士”の争いとなる。城間幹子市長の「後継指名」に加え、焦点となっているのが雄志氏を支えてきた後援会の動向だ。後援会は既に解散したものの、関係者は4千~5千人規模とされ、いまだに結び付きは強いという。今回、旧後援会の一部は雄治、知念の両氏で支持が割れ、過半は静観する姿勢だという。(那覇市長選取材班・城間陽介)

「デニーさんは応援したが那覇市長選は知念さんを支援する」

20日夕、那覇市おもろまちの知念氏の事務所開きに、故翁長氏の複数の元後援会幹部が姿を見せた。

雄志氏の旧後援会は元真和志市長の父助静氏、県議で副知事も務めた兄助裕氏から受け継がれ、地域や同級生を中心に裾野は広い。

元幹部によると2014、18年の那覇市長選では城間幹子氏、今回の知事選では玉城デニー氏を支援した。14年に雄志氏が築いた「オール沖縄」勢力の一端を担ってきた。

だが、今回の那覇市長選は「事情が異なる」(元幹部)という。「今のオール沖縄は以前のような保革共闘体制ではない」と勢力の変容を指摘。翁長市政時代から知念氏を知る幹部は「コロナ禍で大変な時期だからこそ、知念氏の安定した市政運営に期待できる」と評する。

一方、旧後援会関係者の多くは「表立って動いていない。支援先は各人に任せている」状況だという。翁長市政で総務部長など要職を歴任し、現在も城間市長の後援会長を務める宮里千里氏は雄治氏を支持。「雄志氏を追い詰めた自民から出る候補を応援できない」と姿勢は明確だ。

旧後援会の分裂は雄治氏も織り込み済みだ。立候補表明の際には「私の決断で後援会が一枚岩になれないのは残念。支援してくれる人をこれから集める」と言及。周囲には「ゼロから支援組織をつくり直す意気込みだ」と語る。

プロボクシング元世界王者の平仲信明氏(58)の立候補断念に腐心した自民関係者は「保守が一本化し戦う環境が整った」と息巻く。オール沖縄関係者も「参院、知事、県議補欠に続く4連勝だ」と力を込め、激しい一騎打ちに身構えた。

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