【東海オンエア・コンビ分析】第九回 てつや&りょう 異なるタイプの“天才型”

【東海オンエア・コンビ分析】第九回 てつや&りょう 異なるタイプの“天才型”

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  • 更新日:2021/09/15
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動画サムネイルより

人気6人組グループYouTuberの東海オンエアが、9月12日に動画「【ウソかホントか】この中で本当はかかってない人は誰!?催眠術ダウト!!!」をアップした。プロの催眠術師に、催眠術をかけてもらい誰が本当にかかっているのか当てるという検証ゲームだ。

参考:【動画】てつやの天才的発想が光る「ロブスターじゃんけん」

東海オンエアでは、2018年2月に水溜りボンドとのコラボ動画「プロの催眠術師にガチで催眠かけてもらいました【東海オンエア】」にて、てつや、としみつ、虫眼鏡の3人が催眠術をかけられた経験がある。

その際「指がくっついて離れない」「眼鏡が顔から外れない」といった催眠術に、としみつと虫眼鏡がしっかりとかかっていた。一方で、最もかかりそうだと思われていたてつやが全くかからない結果となったのだ。

では、他のメンバーはどうなのかと始まったのが今回の企画。しばゆー、ゆめまる、りょうに、以前てつやたちに催眠術をかけたときと同じ催眠術師・夢幻が催眠術をかけていく。まずは両手を組んで前に突き出すしばゆー、ゆめまる、りょう。「手が離れなくなる」という予備催眠にも関わらず、ゆめまるの手ががっちりと握られて離れない。手を叩いたら離れるという合図があっても離れず、「え、ちょっと待っって……」と素直すぎる反応を見せる。

そして、いよいよ催眠ダウトのスタート。「椅子から立てなくなる」「獄激辛ペヤングが辛くなくなる」「後輩のニトロ爆弾こと竹内いくとがガッキー(新垣結衣)に見える」と3つの催眠術を実施していくのだが、果たして誰が本当にかかっていて、誰がかかっているフリをしているのか。(以下、ネタバレあり)

「後輩がガッキーに見える」という催眠はさすがに無理があったものの「椅子から立てない」「獄激辛ペヤングが辛くなくなる」については、しばゆーとゆめまるがかかっていた。そして、りょうは一つもかからないという展開に。

つまり、東海オンエアでは6人中4人が催眠術にかかることがわかり、多数派が逆転した。あやうく“催眠術ボッチ“になるところだったてつやは、同じく催眠術がかからないりょうがいてくれたことに「よかった、あぶねー」と安堵する。だが、やはり不思議な経験ができなかったことへの悔しさは、2人の表情から拭うことができない。

すると、催眠術師の夢幻から「ちなみに、おふたりが催眠術師になるパターンもありますからね」と思わぬ発言が飛び出す。聞けば、夢幻も催眠術にはかからない派ということが判明し、「選ばれし者だー!」「そっちのほうがおもしろい!」と喜びの声を上げるてつや&りょう。2人が催眠術師の道を極めれば、4人に催眠術をかけていくという新たな企画もできそうだと盛り上がった。

ここでふとある動画のことを思い出した。今年1月にアップされた動画「ロブスター片手に持ってるだけでじゃんけん絶対勝てる説」だ。片手にロブスターを携えることで、チョキの印象を与えられた相手が無意識にグーを出すので、パーを出せば必ず勝てるという説を検証していく企画である。

ロブスターという手に入りにくいアイテムであることはさておき、10戦中9連勝という見事な結果になったこのてつやの説。てつやが「天才的な発見」と自画自賛するのと同時に、りょうが「絶対出すだろ! ネタ会議で意気投合したもんね。これすげーじゃんって!」とノリノリだったのが印象的だった。対して、としみつは「俺、ちょっとあんまわかんないのよ」としっくり来ていなかったにも関わらず、引っかかる側の視点でヒントを提供していたのも興味深い。

相手の行動を誘導していくという意味では、このときすでにてつやの中で催眠術師への道が開いていたのかもしれない。そしてもしかしたら。りょうも他ならぬてつやの言うことであれば、催眠状態に没入するのではないかとさえ思えたのだ。いや、もうすでに何度も私たちはかかっている姿を見てきたような気がする。

なかでも、忘れられない動画が「「東海オンエアすごろく」を開発しました!!」だ。2016年3月にアップされた少々懐かしい動画なので、見ていない方はぜひ先に視聴してもらえるとうれしい。てつやの作った「東海オンエアすごろく」をりょう、てつや、しばゆー、虫眼鏡でやるというシンプルな企画なのだが、その強制力が尋常ではない。YouTuberのプロ意識というよりも、この言葉に逆らうことなどできないという何かが意識に強く刷り込まれているかのようだ。

なかでも、りょうはイケメン&常識人というキャラクターであったにも関わらず、ゲームの指示に従うままに、ブラを装着してコンビニに行くことになってしまうのも大きな見どころ。「うぜー!」と叫びながらも、やめることができない。そして最終的にイタリアにまで行ってしまうのだから、これはもう一種のてつやの催眠術と言ってもいいかもしれない。

東海オンエアの十字架と呼ばれる罰ゲームも、長期間に渡りプライベートにも支障が出るものばかり。そんな中、「【ほぼ一生】「令和」の間やり続ける罰ゲームを1人1つ決めよう!」で、てつやが「メンバーカラーのミサンガ装着」という罰ゲームを提案した際、小さな文字で「※りょうは挨拶が“元元号号!俺がりょうだぜ令令わっほ~い“になる」と追記しており、りょうを困らせていたのが微笑ましい。

りょうとてつやは長身でイケメンという共通点から、ファンに「ツインタワー」と呼ばれることもある。だが、考えてみれば2人の得意・不得意はくっきりと対称的だ。集合時間に誰よりも早く到着するりょうと、朝なかなか起きられないてつや。絵が苦手なりょうと、似顔絵もスラスラ描いていくてつや……といった具合に。

「努力の天才」であるりょうと、「発想の天才」であるてつや。きっとお互い「この人にだけは敵わない」と思える人なのだろう。そして「この人の期待には応えたい」と同時に、「この人は必ず期待に応えてくれる人」という信頼感もある。そんな絆が2人の間にだけ成立する無茶振りや十字架を生んでいるのではないだろうか。

きっとこの先も、てつや&りょうはもちろん、東海オンエアの関係性は深まっていく一方。お互いの言葉がより強い意味を持っていくに違いない。「ここまでやる?」とツッコミながらも、その絆を感じさせる催眠術(のような罰ゲームや企画の動画)が生み出されていくのではないかと思うと、ますます東海オンエアから目が離せない。

(文=佐藤結衣)

佐藤結衣

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