堤礼実アナがジャパンカップに複雑な思い。夢対決が「ついに来てしまった」

堤礼実アナがジャパンカップに複雑な思い。夢対決が「ついに来てしまった」

  • Sportiva
  • 更新日:2020/11/22
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堤 礼実連載:『華麗なるウマ話』第6回

スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画としてスタートした、堤礼実アナウンサーの連載『華麗なるウマ話』。今回は、史上最多の芝GI通算8勝をマークしたアーモンドアイの快挙と、「夢の対決」が決まったジャパンカップについて話を聞いた――。

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今年の『みんなのKEIBA』は4月中旬以降、お台場のフジテレビ本社へスタジオを移し放送していましたが、11月1日の天皇賞(秋)からようやく競馬場での放送に戻りました。

やっぱり競馬場はいいですね。窓を開けると、すごく気持ちがいい。スタジオからお伝えするのとは異なる空気感です。

そして同じ日に、井崎脩五郎先生も電話出演から戻って来られて、久しぶりにスタジオでご一緒しました。最初は少しぎこちない感じでご挨拶させていただきましたが、すぐに「先生のいる空間って、こういう雰囲気だったな」と、以前と変わらない独特の温かさを感じながら、番組を進めることができました。細江純子さんを含めてレギュラー陣全員が、こうして久しぶりにそろったことがとてもうれしかったです。

ただ、競馬場は以前と変わらぬ姿に戻ったわけではありません。お客さんの入場には人数制限がありますし、声も出せません。お客さんの歓声というのは、競馬に彩りを添え、競馬をより輝かせるものだと思うので、久しぶりに競馬場へ行ってみて、少し寂しさを感じてしまったのも確かです。

ともあれ、その日行なわれた天皇賞(秋)では、秋華賞、菊花賞に続いて、歴史的な快挙が達成されました。アーモンドアイが史上初の芝GI通算8勝目を手にしたのです。

レース前は「絶対に勝ってほしい」とは思いつつも、正直「実際のところはどうなのだろう?」といった不安な気持ちもありました。当日のアーモンドアイの単勝オッズは1.4倍。単勝1.1倍だった菊花賞のコントレイルと比べると、世間的にも不安に思っている人が意外と多いのかも? とも思いました。

ですから、無事にゲートを出たときはホッとしました。アーモンドアイは、あまりゲートが得意ではないと言われていて、どのレースでも「大丈夫かな」と心配しながら見守っていますが、今回は特に緊張して見ていました。

そうして、最後の直線もかなり際どい勝負になりました。

「お願い、お願い、お願い、逃げて、逃げて、逃げて......」

私は心の中で、訳もわからず叫んでいたような気がします(苦笑)。

でも、終わってみれば、アーモンドアイはアーモンドアイでしたね。彼女が今持っている100%の力を見られたレースだったと思います。

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レース後のクリストフ・ルメール騎手の涙にも、グッとくるものがありました。ルメール騎手はこれまでにも多くの馬に騎乗されて、どの馬にも思い入れがあるとは思いますが、これだけいろいろな記録を作ったパートナーは、特別な存在だったのかもしれませんね。

ルメール騎手とアーモンドアイの間にある、絆、愛情が垣間見えた気がして、思わずこちらもウルッときてしまいました。

それに、ルメール騎手自身もこの勝利で、天皇賞では春、秋を通じて5連覇です。どうしてもアーモンドアイの最多記録ばかりに注目が集まりますが、一昨年の天皇賞(秋)をレイデオロで勝って以降、春2回、秋3回と天皇賞を勝ち続けているのですから、こちらの記録もすごいことですよね。

個人的には、無敗の牝馬3冠、父子二代での無敗の3冠、芝GI8勝にプラスして、天皇賞5連覇の瞬間に、番組のMCとして立ち会えたことをうれしく思っています。

さて、3週連続で歴史的快挙が成し遂げられたあとも、秋のGIシリーズは続きます。なかでも注目レースは、やっぱりGIジャパンカップ(11月29日/東京・芝2400m)ですよね。

先に参戦を表明していたデアリングタクトに続き、コントレイルの出走も決定。これで、日本競馬史上初となる、無敗の3冠馬同士の直接対決が実現することになりました。

ところが、夢の対決はこれだけにとどまらず、その後にアーモンドアイまでもが参戦を発表し、この秋、史上初の大記録を作った3頭すべてが同じ舞台に立つことが決まりました。

競馬ファンにとっては、ついに夢の最強馬決定戦が実現! というところですが、私としては、どの馬を応援したらいいのか、頭の痛い問題です。実現してほしかったような......、ほしくなかったような......、とても複雑な気持ちなのです(苦笑)。

正直な感想を言わせてもらうなら、「ついにこのときが来てしまったか」です。勝者と敗者。どうやっても、必ず勝負はついてしまいますからね。個人的には、どの馬の負ける姿も見たくありません。

アーモンドアイは、有終の美を飾ってほしい。

コントレイルは、何度か取材させてもらっていることもあり思い入れが強い。

デアリングタクトは、同じ女性として女の底力を見せてほしい。

私にとっては、3頭すべてに応援する理由があるので、優先順位はつけられません。だから、たとえ馬券を買うことになったとしても、順位づけをしなくてもいいように3頭ボックスで買うでしょうね(笑)。

ただ、もう決まってしまった以上、なるようになれ! と開き直って、レースを見守るしかありません。それぞれが100%の力を見せてほしいと願うだけです。

そうやって気持ちを切り替えてみると、ちょっとワクワクしてきますね(笑)。

次々に歴史が塗り替えられた10月の3週間で、私はすでに"燃え尽きた感"がありましたが、「そんな場合じゃないぞ!」とムチを入れられている気になってきました。

秋のGIシリーズも、盛り上がりはまだまだこれから。今年のジャパンカップは歴史に残るレースとして、空前の注目を集めることになりそうです。

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Profile

堤 礼実(つつみ・れいみ) 2016年フジテレビ入社。

1993年11月23日生まれ、米国カリフォルニア州サンノゼ出身。

血液型:O型。趣味:ミュージカル鑑賞、ダンス。

好きなもの:東宝ミュージカル、宝塚歌劇、ハプスブルク家、

パクチー、チーズ。

モットー:「一瞬一瞬を大切に」「意志のあるところに道はある」

『みんなのKEIBA』(毎週日曜・午後3時00分~)
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