
1回、重盗で本塁に生還する野村(撮影・伊藤笙子)
「楽天-日本ハム」(26日、楽天モバイルパーク)
日本ハムが初回、今季初の重盗を仕掛けるなど、幸先よく3点を先制した。
1死から松本剛、マルティネス、野村の3連打で満塁のチャンスを作ると、万波の中犠飛で先制。続く加藤豪の中前適時打で2点目を手にした。
さらに2死一、三塁の場面。伏見の打席で1-1からの3球目、一走の加藤豪がスタートを切る。捕手・太田が二塁に送球する間に、三走・野村がホームに滑り込んだ。鮮やかな重盗で3点目を奪うと、ベンチの新庄監督も大喜びだった。
重盗練習にはキャンプから重点を置いた。2月、新庄監督は「点を防ぐ、点を取りに行くという練習」と攻守に及ぶ効果を説明。「そんなに打てないじゃないですか。セコい技じゃないですけど(相手が)嫌がるような点の取り方で、防げない点を取ることを大事にしたい」と話していただけに、有言実行の大きな追加点になった。