【シュートボクシング】MISAKI「『RENAさんとの試合が見たい』と周りからも認められるような試合も見せます」

【シュートボクシング】MISAKI「『RENAさんとの試合が見たい』と周りからも認められるような試合も見せます」

  • ゴング格闘技
  • 更新日:2021/07/24
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2021年7月29日(木)東京・浅草花やしき内にある浅草花劇場にて開催される『SHOOT BOXING Girls S-cup2021 -road to tournament-』。

坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)と対戦するSB日本女子ミニマム級1位・MISAKI(TEAM FOREST)のインタビューが主催者を通じて届いた。

MISAKIはシュートボクシングの女子トップ選手で、2016年3月にプロデビュー、“猪突猛進女子”の異名通り、最初から最後までガムシャラに攻め続ける驚異のスタミナを武器に勝ち続け、2017年12月に無敗の女子高生・寺山日葵を破ってJ-GIRLSミニフライ級王座に就いた。同年7月のGirls S-cup -48kg世界トーナメントでは3位に。同年12月に寺山とのリマッチでJ-GIRLS王座を失い、2019年7月のSB日本女子ミニマム級王座決定トーナメント決勝戦で女神にまさかのTKO負けを喫し、負傷から長期欠場へ。

再起戦となった2020年8月には『REBELS』のリングでぱんちゃん璃奈とREBELS-BLACK女子46kg級初代王座決定戦を争うも判定負け。2021年2月のSBで祥子JSKを破りようやく白星を飾ると、6月大会ではRISE QUEENミニフライ級5位・ERIKOから2度のシュートポイント(投げ)を奪って大差の判定勝ちを収めた。戦績は16勝(2KO)7敗1分。

この階級で倒せる選手にならないと上には上がっていけない

――今年2月の祥子JSK戦から今までの猪突猛進スタイルを卒業した戦いを意識されていますが、手応えはどうでしょう?

「祥子戦の時は祥子選手が綺麗に戦う選手だったので、つまらない試合でもいいから行き過ぎず、相手の出方を見ながら『MISAKIは離れた距離でも戦えるし、綺麗に戦うことができるんだぞ』という部分を見せた上で勝つことをテーマにしていて、実際に勝つことができたので良かったなと思います」

――続いて6月のERIKO戦では判定勝ちでした。

「ERIKO選手は前に出る選手なので後半はどうしても組み合うシーンが多くなってしまい、あれが100点とは思いませんが、祥子戦の時よりは私の好きな試合ができたと思います。でも、ボディだけを狙おうと思ったらそこだけを攻撃してしまう場面もあったので、もうちょっと冷静に頭を使う戦い方をしたいですね」

――24戦のキャリアがあってもまだ冷静に戦えていないと?

「私は猪突猛進スタイルを卒業して、今のスタイルになってまだ2戦しか経験していないので次が3戦目になります(笑)。今までは開始のゴングがなった瞬間から記憶がなくなるのですが、前回の試合は記憶があったのでやっとリングになれたのかもしれませんね」

――最近はSNSでOISHI GYMに出稽古に行く様子もアップされていますよね。

「同じ愛知県のジムですし以前から大石会長に、大﨑兄弟も49kgぐらいで試合をしているから良い練習相手になるということで『うちのジムの練習に来なよ』と声を掛けていただいていたんです。実際にOISHI GYMには技術の高い男子選手が凄く多いので良いきっかけだと思って行かせていただくようになりました」

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――OISHI GYMではどのようなことが一番収穫になりますか?

「やはり自分のジムでの練習が一番ではありますが、大石会長も熱心に指導して下さるので習得できるものが凄くあり、そこで学びつつ自分のジムに持ち帰っています。あと、練習後にOISHI GYMのみんなの話を聞いていると、試合でこういうことを考えているんだ!? と考えさせられることがよくあるんです。例えば、大崎孔稀君はスタイルが綺麗で何でもできるじゃないですか。『あの試合で相手がこういう攻撃をしてくると分かったので、あの技を出しました』と言われて試合中にそれが分かるんだと衝撃的でした。私はマススパーでそれを感じられるので、試合でも落ち着いてやればできるんじゃないかと気づいたことでERIKO戦ではそれができましたね。あと、試合前はどこもケガをしないで万全な状態で出るのが普通だと思っていて、今までは少しでも痛い箇所があると不安になっていたのですが、『拳を折れていても試合をしますよ』と言われて、自分が普通だと思っていたことと他の選手との感覚の違いなどを知れたので勉強になっています」

――今回の相手、坂田実優選手についてはどのような印象がありますか?

「昨年10月のRISEで坂田選手と同じジムの小林愛理奈選手と対戦する予定だったのですが(MISAKIが頚部リンパ節炎に罹り、ドクターストップのために中止)、その時に小林選手の妹分の選手がいるんだなと初めて存在を知りました。今回の試合が決まってから坂田選手の試合映像を初めて見たら、空手出身でスイッチした戦いもできて、パンチ、蹴りと何でもできるめちゃくちゃうまい選手だなと」

――今回はどういう試合を見せたいですか?

「今の女子選手は強くて巧い選手が凄く多く、そんな中で私が巧い戦いをしても全然目立ちませんが、どんな相手でも倒せれば周りから一目置かれる存在になります。前回のERIKO選手は倒さないといけない相手だったけど倒せず、この階級で倒せる選手にならないと上には上がっていけないと思います。私の階級の46kgのタイトルが新設され、年内にタイトルマッチをやらせていただくためにも、今回も前哨戦として勝つのは当たり前、とにかく倒すことを意識したいと思います」

2年越しのタイトルマッチに向けた戦いに注目して下さい

――タイトルマッチを目指す上では落とせない試合になりますね。坂田選手は次が5戦目なのでMISAKI選手とはキャリアに差があり、ハイリスク・ノーリターンの試合となりました。そこは意識していますか?

「私はキャリアの差は特に気にしていません。以前の私は下から上がってくる若い選手とやって、もし負けたら自分が失うものは大きいので凄く嫌で怖かったのですが、自分が9戦目の時に50戦近く経験している紅絹選手と対戦したことがありました(2017年5月28日)。紅絹選手と前日計量の時に話した時に、格下の選手とやるというのではなく、同キャリアの相手とやる感じで試合に備えてきたんだというのが伝わってきました。紅絹さんは私のことをなめることなく、しっかり準備してきてくれたんだなと。キャリアが下だと思ったら足元を救われることもあるというのを紅絹さんが教えてくれたと思います。私も紅絹さんのようになりたいと思いましたし、これからキャリアが下の選手とやることが増えてくると思うのですが、紅絹戦があったことで一切油断することなくしっかりと相手を見て戦おうと思えるようになりました」

――紅絹さんと交わることで得るものが大きかったんですね。今回、タイトルを見据えているということでモチベーションは高いですか?

「タイトルマッチで戦う相手は、次の坂田戦の試合映像を絶対に見て研究すると思うので、『MISAKIやばいやん!』と思わせる試合をしたいと思うので、気持ちは高ぶっています。実績があって誰も認める強い選手が用意されるでしょうし、次の坂田戦ももちろんですが、タイトルマッチも意識した練習で自分を磨いています。私は2度もタイトルマッチのチャンスを逃しているので、ここで私の適正階級でベルトに挑戦するチャンスを掴むぞ! ということで山村会長も気合いが入っていますね」

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――それで最近はご自身のYouTubeチャンネルは8カ月前から動画がアップされてないんですね(笑)。

「そうですね(笑)。最近は未奈選手もYouTubeチャンネルを始めたことで山村会長から『お前も動画を上げていかないと!』と尻を叩かれるのですが、無視させてもらっています(笑)」

――最後にファンにメッセージを。

「私の理想のスタイルにはちょっとずつ近づけていて、気持ちの強い試合も見せられると思います。何より、倒せる試合ができるように練習をして変われていると思うので、これからも私の成長に期待して2年越しのタイトルマッチに向けた戦いに注目して下さい。悔しいですが今はコロナ禍なので声を出さずに応援よろしくお願いします(笑)」

――4月の寺山日葵選手とのエキシビションマッチ後にアピールされていたRENA戦も意識しています?

「それはもちろんそうなのですが、タイトルを獲ることがまず重要かなと。RENA戦につなげるためにも今回倒さないといけないですし、しっかりと勝ってRENAさんに認めてもらえるような存在にならないといけないと思います。まだRENAさんの足元にも及んでないと思いますし、『RENAさんとの試合が見たい』と周りからも認められるような試合も見せます」

――実際、そのアピール後にRENA選手と会話はされました?

「まだお会いしていないのですが、RENAさんと戦いたい選手もたくさんいるわけで、まだ気にも止められていないんじゃないかと思っています。RENAちゃんの残りの数戦って、キックボクシング引退カウントダウンが始まっている那須川天心選手と同じぐらい貴重なものなんです。残り数試合で誰とやるんだろうと言われている中で、私がそこに名を連ねられるような試合をしないといけないので、急ピッチで仕上げていきたいと思います」

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