森保ジャパンが政界ゴールも揺らす 岸田政権の〝失点〟すべて吹き飛ばした!

森保ジャパンが政界ゴールも揺らす 岸田政権の〝失点〟すべて吹き飛ばした!

  • 東スポWEB
  • 更新日:2022/11/25
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浅野ジャガー弾が岸田首相の疑惑も吹き飛ばしてくれた?

岸田政権にも神風が吹いた。サッカーのカタールW杯1次リーグ初戦(23日)で日本代表は優勝候補のドイツ相手に2―1で逆転勝利を収め、日本列島は歓喜の渦に包まれた。「神様、仏様、森保様!」と叫んだのはサポーターだけではない。閣僚の辞任ドミノで支持率低下であえぐ岸田文雄首相(65)も同様だ。広島つながりで、交友のある森保一監督(54)がある意味、政権の命運を握る情勢となってきた。

強豪相手からの大金星で、後半が深夜帯にもかかわらずドイツ戦の平均世帯視聴率は35・3%、瞬間最高視聴率は試合終了直後で40・6%をマークした(ともに関東地区、ビデオリサーチ調べ)。

株価も上がった。日経平均株価の上げ幅は一時380円を超え、終値は前営業日比267円高の2万8383円。中でもW杯関連で、全試合をネットで中継している「ABEMA」の「サイバーエージェント」は約7%、サッカー中継を店内で流している英国風パブの「HUB」を運営する「ハブ」は約11%、スポーツ用品大手の「ミズノ」は約6%上昇し、ハブとミズノは年初来高値を更新した。

株式アナリストの山本伸氏は「マーケット全体としてはドイツに勝ったから上がったわけではなく、先物市場で上がっていた流れに乗ったもの。マーケットとしてはW杯はあまり関係ないが、それでも日本が勝ち進めれば飲食店は潤い、関連企業は特需になる。そして、何より岸田政権の不祥事がかき消されたことが大きい」と指摘する。

先月24日の山際大志郎経済再生担当相を引き金に今月11日に葉梨康弘法相、20日に寺田稔総務相が相次いで辞任。寺田氏後任の松本剛明氏にも政治とカネの問題が浮上しただけでなく、岸田首相自身にも宛名が空白の領収書が見つかる公職選挙法違反の疑いが持ち上がり、24日は朝から釈明に追われた。

「4人目のドミノは岸田首相だ」と野党は気勢を上げたが、ドイツ勝利の熱気で、ニュースはサッカーの話題で持ちきりとなった。次戦のコスタリカ戦(27日)、第3戦のスペイン戦(12月2日)では決勝トーナメント進出がかかるため、すでに情報番組などは盛り上がっている。

1次リーグ突破を決めれば、前回のロシア大会に続く快進撃で、決勝T1回戦は12月5日か6日に迎える。日本は過去3大会でベスト16が最高で、決勝T1回戦を勝利し、ベスト8進出となれば、年の瀬は空前の盛り上がりとなること必至だ。

「岸田政権は年末に内閣改造や解散総選挙に打って出るのではないかと言われてしまうほど、弱り目。衆院選は少なくともあと3年余裕があるので現実的には考えられないのですが、支持率低迷、閣僚の相次ぐ辞任で青息吐息なのは事実。サッカーの話題で盛り上がってくれれば、なんとか年越しできることになるでしょう」(自民党関係者)

岸田首相からすれば森保監督にすがるしかないところだが、2人の関係は実は深い。森保監督は広島を地盤とする大手自動車会社マツダのサッカークラブで実業団デビューし、Jリーグではサンフレッチェ広島に所属。引退後も広島でコーチ、監督と長く在籍し、広島を地盤とする岸田首相とは10年以上、親交がある。今年3月にはW杯予選の最中に官邸に招かれ、激励も受けた。

ただ、岸田首相といえば野球少年で、大の広島カープファンで知られる。「カープに熱を入れ過ぎで、野球ファンのイメージが強過ぎるが、ここは森保ジャパンの応援隊長として、素直に応援ブームに乗ってほしい」(同)

ドイツ戦の勝利を受け、岸田首相は「素晴らしい勝利だった。日本中が大いに沸いたのではないか。チーム力や個々の力、監督の采配が発揮された素晴らしい試合だ」と称賛。「弾みをつけて予選突破という大きな目標に向け前進していただきたい。元気をもらい、私も国会で頑張りたい」と意気込んだ。

もし日本代表が急失速し、1次リーグ敗退ともなれば、再び話題はなくなり、岸田政権に逆風が直撃する。岸田首相も森保ジャパンと一蓮托生で、コスタリカ、スペイン戦に臨むことになる。

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