
辻陽太(上)とサンドカン・ジュニア(左)の合体攻撃を阻止する上村優也(右)。下はタイチ
新日本プロレス21日後楽園ホール大会「ワールドタッグリーグ」Bブロック公式戦で、「Just 5」タイチ(43)、上村優也(29)組が辻陽太(30)、サンドカン・ジュニア組を下し、白星発進した。
試合は4日大阪大会のタッグ戦で直接フォールを奪われた上村が、辻と激しい攻防を展開。同期の抗争を尻目に、タイチは試合終盤になって辻のパートナー「Z」ことサンドカンとリング上で対峙した。
アックスボンバーを回避されたタイチは、サンドカンと辻の合体技アンクラーを浴びてしまう。しかし、直後に辻がサンドカンの肩の上に立った状態から狙おうとした何やらとても非効率的な合体攻撃は、上村がドロップキック阻止。カンヌキスープレックスで辻を排除し、タイチとサンドカンの一騎打ち状態を作り出した。
タイチはサンドカンに天翔十字鳳を発射し一気に攻勢に。上村が場外の辻にプランチャを決めると、最後はブラックメフィストでサンドカンを沈めてみせた。
好スタートを切ったタイチは「当然以上の言葉が出てこねえよ。当然だろ。俺らも組んだばっかりじゃねえかって思われるかもしれねえけどよ、お前ら以上にいろんな話してるんだよ。真面目に優勝狙ってるんだよ」とニヤリ。「今日、タッグとしての出来は80点以下かもしんねえ。それでも結果出てるんだよ。俺らまだまだ伸びしろあるんだよ。楽しみにしとけよ」と言い放った。
上村も「俺は辻を今日倒すと決めてたんでね。それがかなわなかったのが残念ですけど、年内に必ずどこかで辻を沈めたいと思います。まずはタッグリーグ優勝。そこからです」と豪語し、初出場初優勝を予告していた。
東スポWEB