
6円値上げし136円となるロングセラー「イギリストースト」
青森市の製パン業「工藤パン」は13日までに、7月1日出荷分から食パンと一部菓子パンの小売店への卸価格を平均で5.9%値上げすると発表した。主要原料である小麦粉は世界的に価格が高騰しており「企業努力による吸収の範囲を超えた」としている。
同社によると、食パンが平均7.4%、菓子パンが平均3.3%の値上げとなる。参考小売価格でみると、ロングセラーの「イギリストースト」は130円から136円に、「イギリスブレッド」は174円から187円となる。店頭価格は各小売店が決める。
同社は小麦粉などの原材料価格高騰に対応するため、1月に食パンと菓子パンを値上げした。ただその後も輸入小麦の価格は上昇し、油脂類、砂糖、包装資材の原材料価格も高騰。物流費なども上昇しているため、さらに価格を上げることを決めたという。
同社担当者は「経営の効率化とコスト削減に向けた努力を継続し、お客さまに喜ばれる製品とサービスの提供に努めるのでご理解いただきたい」としている。