
5回、井坪は左前打を放つ(撮影・山口登)
「ウエスタン、阪神3-2広島」(19日、鳴尾浜球場)
阪神が今季初星を挙げた。ドラフト3位・井坪陽生外野手(18)=関東第一=が3安打と大暴れ。二回の第1打席で先発・益田の2球目、144キロ直球を右前打に。三回の第2打席には2球目のツーシームを左前へ、五回の第3打席でも2球目のカットボールを左前へ運んだ。
前日は公式戦に初出場。代打で二塁打を放っており、4打席連続安打となった。和田2軍監督も「新人らしからぬって言ったらそれまでなんだけど。あんまりボール球も振らないし、今のところは非常にいい打席が見られている」と絶賛した。
小野寺も2安打3打点と全打点を挙げる活躍で勝利に貢献。「和田監督になってまだ1勝もできてなかったので、なんとか(走者を)かえそうと思って打席に立ちました」と振り返った。2軍指揮官は「後付けやったな、それ」と笑ったが「最初に点を取ってくれたので、非常に優位に試合を進めることができた」とねぎらった。
先発のB・ケラーは5回2/3を無安打1失点。9奪三振を奪ったが、5四球も与えた。前回登板した12日・巨人とのオープン戦(甲子園)では2回2/3を4安打4四死球で3失点しただけに「きょうは全体的にはすごい良かった」と振り返りつつも「フォアボールを出してしまったのは残念」と悔やんだ。