阪神日本一85年の再現ならず 巨人に敗れ甲子園3連勝スタートは失敗

阪神日本一85年の再現ならず 巨人に敗れ甲子園3連勝スタートは失敗

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2021/04/09
No image

阪神対巨人 2回裏阪神1死一塁、空振り三振に倒れる佐藤輝(撮影・清水貴仁)

<阪神0-3巨人>◇8日◇甲子園

あぁ85年の再現ならず。阪神打線が巨人先発高橋らの前に沈黙し、散発3安打で今季2度目の完封負けを喫した。甲子園で始まる巨人戦3連勝発進なら日本一の85年以来だったが、甘くはなかった。4番大山は開幕から50打席アーチなしの自己ワーストで、期待のドラフト1位佐藤輝も不発でチームの連勝も4でストップ。

2点を追う8回、甲子園がこの日初めて沸き上がった。先発高橋を引きずり降ろし、なお1死二、三塁。2番手左腕中川に対し、矢野監督は近本に代えて陽川を起用した。「あそこは勝負にいった。チカの状態もあるし、9回までというのもある」。だが期待はむなしく一ゴロで、本塁を突いた三塁走者の梅野が憤死。11試合連続安打中だった頼みの糸原も二ゴロに倒れ、最終的に0を9個並べた。

甲子園で始まる巨人戦3連勝発進なら85年以来だったが、簡単ではなかった。昨年東京ドームで開幕3連敗したお返しもできなかった。連勝も4で止まった矢野監督は「今日は打線やね。(高橋に)難しい投球をされているように感じなかった。あまりに走者も出ないし、安打も出なかったんで」と、今季最少タイの3安打にお手上げだった。

6回1死から近本がようやくチーム初安打。9回も無死二塁のチャンスを作ったが、大山、サンズ、佐藤輝と3者連続三振で終わった。4打数無安打の4番大山の開幕ノーアーチは、自己最長だった19年の48打席を超え、50打席に達した。打率も2割1分3厘の低空飛行。2日連続で試合前練習中に助言を送った矢野監督は「悠輔(大山)もしっくりきている感じじゃないんでね。気づいたところは伝えているけど、そんな甘くないんで」と話した。大山だけでなく糸原、サンズ以外は全体に元気がない。

高橋には一昨年も先発5試合で2勝(1敗)を献上し、防御率1・98と苦手としている。井上ヘッドは「対策を練らないと。同じやられ方をしないように」と危機感いっぱい。天敵にするわけにはいかない。

それでも開幕4カードを終え、8勝4敗で首位を行く。9日からDeNAと戦う横浜スタジアムは、昨季ビジター5球場の中で最高打率の2割7分9厘。打点も最多の65をたたき出した相性のいい球場だ。大山らの復調で打線が再び活気づき、首位をガッチリキープしたい。【石橋隆雄】

◆85年の阪神-巨人3連戦 4月16~18日(甲子園)に対戦し、阪神が3連勝。初戦は1点差に迫った4回、2死一塁で佐野の打球を巨人の遊撃・河埜が落球。本塁への悪送球も重なり同点に。続く平田の適時打で勝ち越すと、木戸、真弓の本塁打でこの回だけで7点を挙げ、10-2で勝利。第2戦は1-3の7回にバースが逆転3ランを打つと、掛布、岡田も連続アーチ。今も語りぐさとなっている「バックスクリーン3連発」で6-5と連勝。第3戦は3-4の6回、真弓が逆転3ラン。8回にもバース、岡田の1発で突き放し、11-4で勝利。すべて逆転勝ちで3連勝を飾った。

▼阪神が巨人に敗れ、同一カード3連勝はできなかった。巨人とのシーズン初対戦が甲子園での3連戦だったケースは過去26回あるが、このうち3連勝したのは日本一となった1985年(昭60)だけだ。同年は第2戦で球史に残るバース、掛布、岡田の「バックスクリーン3連発」もあった。85年に並ぶチャンスを逃した。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加