
静岡市の会見 23日午後
静岡市は23日会見を開き、オミクロン株変異種BA.5に感染した患者が静岡県内で初めて確認されたと発表しました。
静岡市によりますと、患者は市内の医療機関を受診した高齢でない成人女性で、16日に陽性が判明しゲノム解析の結果、22日にBA.5感染がわかったということです。
女性の感染経路は不明で、海外や県外への滞在歴がないことなどから、市は市中感染の可能性が高いとしています。
BA.5はWHOが「注意しなければいけない株」としていて、5月に東京や沖縄で確認され、6月17日にも神奈川県で初確認されています。
静岡市保健所の田中一成所長は「学術的には感染力は強いとされている。ただ、今回感染がわかった女性が1週間前に市中感染したとみられるものの、このところの市内の感染状況は落ち着いている。東京などでも1カ月前に初確認されながら感染の減少傾向が続いていることなどから、今後BA.5が感染状況に大きな影響をあたえることはないと思う」と話しています。
そのうえで、手洗いや室内のマスクなど従来の感染防止対策は続けてほしいと呼びかけています。