
着々と再生作業が進行している、赤のトヨタ2000GT後期型。今回は前回と多少前後するが、エンジンオーバーホールと搭載の作業をお見せしたい。水没車のため、エンジン内部への浸水が懸念され入念な清掃が必要である。3M型エンジンのウイークポイントを知り尽くしたビンテージカーヨシノならではの的確な作業内容は要チェックなのだ!!
【 ニッポン名車物語 復活編 第五話 Vol.2】
【1】から続く
エンジン本体のオーバーホールを終えると、次はミッションのオーバーホール。ケース内への水の侵入により、サビも起こっていたため、すべてばらしてから洗浄とベアリング交換を行っている。そしてエンジンとミッションをジョイント。エンジンとミッションを同時に搭載したら、3連キャブ、ラジエーター&ブロアモーター、オルタネーター、ウオーターポンプなどの補機類を装着して搭載作業も終了。
2000GT後期型に関して、残り作業としては全体の仕上げ作業をして完了といったところ。2018年の「ノスタルジック2デイズ」でのお披露目に向けてラストスパートとなった。
>> ラジエーターは純正品と同様のスペックとなっているビンテージカーヨシノのオリジナル商品のアルミラジエーターを装着。
>> 手前のルーバー状の四角い箱がオイルパンで、この内部にはオイルと水が分離した状態でヘドロ状になってたまっていたため、しっかり除去して洗浄した。
【3】に続く