
売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」。5月12日(木)の放送は「副業芸人SP」。お笑い芸人、かもめんたるの槙尾ユウスケが副業をすることになった衝撃の理由と、仕事の仕組みや裏側を大暴露!
「キングオブコント」チャンピオンが月収4万円!?
かもめんたるは、2013年「キングオブコント」で優勝。チャンピオンにはロバート、バイきんぐ、かまいたちといった人気芸人が名を連ね、売れるのがほぼ約束された輝かしい称号!...のはずが、槙尾はその恩恵にほとんどあやかれずテレビで見掛けることは少なくなった。現在は、ある副業を週に5日以上やっているという。
優勝した当時、槙尾の当時のMAX月収は優勝賞金もあって600~700万円だったが、半年後には仕事が減り始めたそう。
さらに、かもめんたるがテレビから消えてしまう衝撃的な出来事が! 槙尾いわく、かもめんたるはコントで勝負してきたためトーク力はイマイチ。翌年の大会に前年度チャンピオンとして出演するが、コメントを求められる度に「尋常じゃないスベり方」をしてしまい、どんな芸人でもフォローする司会のダウンタウン・松本人志に「面白くな~い」と言われてしまう。
その後、テレビの仕事はほぼゼロに。さらに近年はコロナ禍で営業の仕事もほとんどなくなった。芸人のみの「先々月・先月・今月」の月収を、番組恒例ザ・たっちの「ちょっと、ちょっとちょっと」のリズムに乗せて明かすと、「13万・4万・22万円」とのこと。
結婚し9歳の子どももいる槙尾は、家族を養うため「間借りカレー」の副業を始めた。「間借り」とはレストランやバーなどの営業していない時間帯に場所を借りて店を出す営業スタイル。賃料も比較的安い上、コンロや食器などがそのまま使えるので初期投資も抑えられるメリットがある。それにしても、なぜカレー店なのか?
ある時、槙尾は、「神田カレーグランプリ2019」で優勝したカレー店「秋葉原カリガリ」の社長と知り合う。自身も間借りから始めたという社長から、夜は芸人の仕事をして昼間にカレー店をやれば「芸人の仕事と両立できるんじゃないか」と勧められ、店のカレーのレシピも使用させてもらえることに。

槙尾は3ヵ月の研修を経て、三軒茶屋に自身の店「カリガリマキオカリー」をオープン。ランチタイムにバーを月9万円で間借りし、ほぼ毎日出勤して仕込み、調理、レジ打ち、片付けまでこなしている。

槙尾が惚れ込み、レシピをいただいたカレーがこちら! 15種類の香辛料が入った本格的なスパイシーカレー。辛さの中にもコクがある、やみつきになる味だという。お客さんの中にはコアなお笑いファンもいるが、かもめんたるのことを知らない、単純にカレー目当てな人も多いそう。

「正直にしか言わんよ」という名倉が試食してみると…「めっちゃうまい」と絶賛し、スプーンが止まらない!
稼ぎは、ランチタイムのみのため多くて月20~30万円。通常のフランチャイズの場合、大元の会社に売り上げの数%を収める加盟金が発生するが、槙尾の場合は社長の温情もあり0円。レシピや店名をもらっていても、店の利益はすべて自分の店の収入になっているそう。また、槙尾の店でバイトした後輩芸人が独立して店を開いており、今後も店舗を増やしていきたいという。
この他、「右ひじ、左ひじ、交互に見て〜」のリズムネタで大ブレイクした2700のツネが、2つの副業と、どん底状態を救ってくれたある芸人の話を告白!

テレビ東京