
日本海(奥)を望むハーフパイプコースで高いエアを見せる男子選手=18日、鯵ケ沢町の青森スプリング・スキーリゾート
スノーボード・ハーフパイプ(HP)種目の全日本選手権が18日、鯵ケ沢町の青森スプリング・スキーリゾートで開幕し、男女の各予選を行った。快晴の空の下、日本海を望む特設コースで平野流佳(太成学院大)、平野海祝(TOKIOインカラミ)ら世界の舞台で活躍するトップ選手たちが華麗な技を披露し、会場に詰めかけた青森県のファンたちを魅了した。
HP全日本選手権は29回目を迎え、鯵ケ沢町では2年連続の開催。中学生を含む計58人が出場した。会場には新型コロナウイルスの影響で昨年設置を見送った観客席(有料)が用意され、選手が高難度の技を決めるたび「かっこいい」「すごい」などと歓声が上がった。
2年連続で観戦に訪れたつがる市の自営業加藤悟さん(55)は「去年は風が強くて大技が決まらなかったが、今年はばんばん決まって良いものが見られた。全日本の大会を地元で見られるのは素晴らしいことで、将来的にはワールドカップが開催されるのを期待したい」と笑顔だった。
最終日の19日は男女の決勝と、フリースタイルスキー・HPの全日本選手権を行う。