「グラブは一度、ヘソに」 元ドラ1が少年野球の子どもに伝えたい一塁送球のコツ

「グラブは一度、ヘソに」 元ドラ1が少年野球の子どもに伝えたい一塁送球のコツ

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  • 更新日:2022/09/23
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子どもに指導する元日本ハム・尾崎匡哉さん【写真:橋本健吾】

保護者の疑問「内野手が一塁に強いボールを投げられない」

野球を始めた小学生にとって、軟式ボールの扱いは難しい。保護者がよく口にするのが「内野手が一塁に強いボールを投げられない」。2002年ドラフト1位で日本ハムに入団し、14年間の現役生活を送った尾崎匡哉さんは「いきなり高い技術を求めてはいけない。子どもにあった指導が大事」と説明する。

まだ筋力も付いていない子どもたちには、高い技術を求めるよりも基本の動作を体に染み込ませることが大事。現在、少年野球を指導する尾崎さんは、内野手が一塁送球で苦労する場面を多く見るという。

「子どもたちは甲子園やプロ野球のプレーを映像でたくさん見ています。流れるようなプレー、逆シングル、ジャンピングスローはカッコいい。ですが、これらはしっかりと体が仕上がり、基本を覚えているからこそできるプレーです」

筋力がついてない小学生のポイントは「リリースまでの距離」

では、一塁に強い送球をするためにはどうすればいいのか? 尾崎さんは「一度、捕球と送球は別物と考えればいい」と語る。体の真ん中でゴロを捕球した後は一度、グラブごとヘソに収めるイメージ。そこから右腕をキャッチボールのように円を描くようにすることで強い送球が生まれるという。

「捕球後にすぐに右手を上げる動作をよく見ますが、そうするとリリースまでの距離が短く強いボールが投げにくい。一度、ヘソに収めることでリリースまでの距離が生まれます。簡単に言えば右手を上げた状態からの送球と、円を描いて“助走”を付けた送球。どちらが強く投げられるか、実際にやってみると分かります」

中学、高校とレベルが上がっていくと、リリースまでの距離を短くするスナップスローなどを活用するが「それは筋力がついてからやればいい」と見ている。内野安打を防ぐため“送球の形”が整わないままのスローイングは怪我にもつながる。

「体格にもよりますが、指導法にも段階や順番がある。基礎から一歩ずつやっていくことが大事だと思っています」と尾崎さん。子どもたちに合った指導をこれからも続けていく。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

橋本健吾 / Kengo Hashimoto

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