弾圧続くミャンマー 日本はどう対応すべき?解説

弾圧続くミャンマー 日本はどう対応すべき?解説

  • テレ朝news
  • 更新日:2021/04/07
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ミャンマーでの弾圧が深刻になっていて、殺害された市民の数は少なくとも570人に上っています。犠牲になっているのは10~20代が中心で、最年少は5歳です。

情報統制も厳しくなり、先日はCNNの取材に応じた市民11人が軍に拘束されました。8人はその後に解放されましたが、3人はまだ拘束されたままです。

共同通信社編集委員・太田昌克さんの解説です。

(Q.日本政府はどう受け止めているんでしょうか?)
事態を鎮静化させる特効薬がなかなか見当たりません。日本は、ミャンマー国軍トップへのアクセスを試みていますが、意思疎通ができていないと聞いています。

(Q.打つ手はありませんか?)
手詰まり感がありますが、自民党・中谷元元防衛大臣が話していた通り、日本が切れるのは『経済カード』だと思います。

年間約2000億円という『ODAの全面停止』。今、新規案件はありませんが、継続案件を凍結するかどうか。

また、400社以上の日本企業がミャンマーに進出しています。「こんな暴力がいつまでも続くようであれば、民間企業も撤退せざるを得なくなってしまう。そうすると投資もできない」というメッセージを送り、国軍の態度変化を促すという手があると思います。

(Q.日本だけで打開していくのは難しいですか?)
難しいところだと思います。今後の道筋としては、ASEANが今月下旬に緊急首脳会合を開催しようとしています。ASEAN関係筋から入った情報によりますと、今のところ、ミャンマーも参加に意欲的だということです。ASEANがワンボイスで暴力の停止・事態の鎮静化に道筋をつけることが一つだと思います。

次に、ASEANと日本が一緒になって特使をミャンマーに送り込んで、民主派と国軍両方を説得してテーブルにつかせる。それで民主体制復活へ向けた道筋作りを一緒に行う。そういったことに乗り出していけば良いのではないかと思います。

(Q.ミャンマー国軍が落としどころを見失っている状態の可能性はありますか?)
ここまでデモが全土に広がって、国を掌握できていない事態が起きています。様子を見ないと分かりませんが、国軍としてもメンツが保てる形で出口を探したいというのが本音なのではないかと思います。

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