
埼玉県川越市で去年、75歳の女性からキャッシュカードをだまし取ったとして男2人が逮捕されました。男のうちの1人が借りていた倉庫からは、詐欺でだまし取ったとみられる現金3650万円が見つかりました。
無職の永野正人容疑者(33)と職業不詳の石井優平容疑者(24)は去年11月、川越市の75歳の女性からキャッシュカード2枚をだまし取った疑いが持たれています。
警察によりますと、事件の直前、女性のもとに銀行協会の職員を名乗る人物から「ICチップがないと落とした時に悪用される」と電話があり、信用した女性は家に来た石井容疑者にカード2枚を渡しました。
その後、女性の口座から約263万円が引き出されたということです。
逮捕された時、永野容疑者は1万7000人分の名簿を持っていて、借りていた倉庫からは現金3650万円が見つかりました。
警察は、詐欺を繰り返して得た金を隠していたとみて調べています。