
大阪桐蔭・前田悠伍
広島は26日、広島市の球団事務所で今年2度目のスカウト会議を開き、今秋のドラフト会議に向け指名候補を134人に絞り込んだ。上位候補として大阪桐蔭高のエース左腕、前田悠伍投手、青学大の本格派右腕、常廣羽也斗投手、中大の最速155キロ右腕、西舘勇陽投手ら16人の映像を確認した。
白武佳久スカウト部長(63)は「目玉はいない。上位は投手でいくと思う。間(中位)は二遊間(を強化できる)右(打者)」と見通しを示した。会議に出席した松田オーナーからは「育成でも秀でる者があれば取ろう」との指示が飛んだことも明かした。
また白武スカウト部長は2人の超高校級スラッガーついても言及。花巻東高・佐々木麟太郎内野手は「どちらかといえばパ・リーグタイプ。DHで出てくるような選手」と語り、地元広島の広陵高・真鍋慧内野手は「春をずっと見ていると1、2位ではちょっと難しい。ただ良いものは持っている」と続けた。
次回の会議は8月下旬に開催予定。収穫の秋に向けて各担当スカウトはリストアップを進めていく。