農業でもはっきりとある、プロとアマの違い!そして、事件が起きる。

農業でもはっきりとある、プロとアマの違い!そして、事件が起きる。

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  • 更新日:2021/09/15

仕事でもスポーツでも、環境がネガティブなときにこそ、実力がはっきりと見えてくるもので、僕が趣味にしているトレイルランニングでは、悪天候になるとリタイヤ率は高まり、本当の意味で力ある人だけが最後まで走り続けられるものです。ニワカは大きな環境変化に対応できなくなりがちなのです。

それは農業でも同じことが言えます。2020年3月から始まった100%オーガニックの鎌倉野菜を育てる『雨のちハレ、ときどき農業生活』では、この夏の長雨と日照不足という天候によるネガティブパンチを受け、プロとアマの違いをまざまざと見せつけられました。

これがプロの仕事だ!

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左がお隣のプロの農地で、右が僕たちアマの農地。

四方を”プロ農家”に囲まれているニワカである僕たちアマは、午前中のみ作業にあてていることもあり(夏は朝9時に終了することも)、そのプロの皆さんの仕事っぷりをライブでみることがあまりありません。それでも、プロの仕事を垣間見ることができます。

上の写真の真ん中に配列しているのは敷地境界線上に植えたレモングラスなのですが、左がお隣のプロで、右が僕たちアマ。一目瞭然でしょ?整然としたプロの農地には美しさすら感じます。それに比べてなんですか、僕たちの農地は!

こちら、プロの仕事

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幅、高さ、間隔。どれをとってもプロの仕事です。

下が、僕たちの仕事

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雑草を取り切れておらず、高さもデコボコ。

植えた作物の違いこそあれ、メッシュシートひとつの掛け方さえも全然違うのです。決して僕たちが雑なのではありません。単にスキルがないのです(汗)。天候によるネガティブパンチ以前の実力の違いなのです。

前回、とうもろこし栽培を2年連続で失敗した話を書きました(記事はコチラ)。その中で、お隣さんのとうもろこしコーナーは見事に育っていました。日照不足なんて、結果を見れば言い訳にもならないことを痛感したわけですが、ひとつの収穫を終えると、次の作物のために全ての根を取り除き、土を耕し直します。

お隣さんの”元”とうもろこしコーナーは、本当に綺麗に耕し直されています。

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お隣さんの農地を見るだけでプロの生き様を感じます。

一方、僕たちは雑草を取りきれずにいます。

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長雨を受けて生え放題の草たち。

長雨というエネルギーをたんまり受け取った雑草たちは、我が世の春を謳歌しているかのように生え放題です。さっさと次の段取りを済ませたお隣さんと僕たちとの違いはあまりに残酷で、ただ、僕たちは決してサボっているわけではないんです(涙)。根本から何かが違うんでしょうね……。

この夏、事件がおきた!

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左:僕たちの農地。右:別のお隣さんの農地

コンクリートブロックを境にした別のお隣さんもプロです。僕たちが帰宅した午後から作業されることが多いようで、その姿を見たことがないのですが、無言の事件が起きました。上の写真で、センターのコンクリートブロックのすぐ左の草が茶色くなっています。

「ど、ど、どういうこと!?」と困惑する僕に、 友人である僕たちの農場主がこう言います。

「たぶん、お隣さんからの無言のプレッシャーだと思う。長雨で勢いを増していた雑草を俺たちは取り除くことができずにいたわけで、『きちんと除草しなさい』と躾を受けたんだと思う」

土地の境界線というのは人間が勝手につけたもので、草花や虫たちにとっては関係ありません。僕たちの追い付かない農作業により害虫含めた浸食を受けることを避けたかったお隣さんは、ずっと業を煮やしていたのでしょう。でも、作業時間帯が合わないため、直接伝えることも叶わず、無言のプレッシャーとして除草剤を軽く蒔いたのだと。

でも、怒りに震える!という感情は湧きませんでした。よく見てみると、お隣さんが撒いた除草剤は、(写真奥の)作物のところは避けて、雑草地帯に、しかも端っこだけに撒いています。「すごく気を使って農業たることを教えてくれたんだと思う」と農場主。

コロナ禍でキャンプ含めてアウトドア需要が増えたのはご存知の通りで、いろんなところで騒音、ゴミ、マナーなどなどトラブルが起きている話もよく耳にします。きっと、隣の農地にアマが来たことで、流儀をわかっていない僕たちニワカに愛のある鞭を打ってくださったのだと思いました(ご心配なく。お隣さんと大きなトラブルには発展しませんでしたので!)。

約1200平米の耕作放棄地を借りた友人のお手伝いをする形で始めた農業生活ですが、本当に学ぶことがたくさんあります。最強のアマを目指して、この秋もしっかり頑張ろうと気を引き締させてもらった事件でした。

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私が書きました!

フリーライター

山田 洋

2020年3月から、「ときどき農業生活」を始める。きっかけは「耕作放棄地を農地に再生したい!」と、1200平米ほどの農地を借りた友人のお手伝いから。リモートワークと並行しながら、100%オーガニックの鎌倉野菜を育てるために雑草との格闘を続けている。

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