付き合っているときは仲よしだったのに、結婚して一気に関係が悪くなることも少なくありません。環境が変わり時間も経つと、だんだん「ズレ」が生じてきてしまうんだとか。小さなズレが、やがて離婚の原因になってしまうこともあるようです。今回は、離婚経験者に「離婚の原因になった『ズレ』」について聞いてきました。
金銭感覚のズレ
「お金に対する考え方の擦り合わせができませんでした。私は将来のことを考えて貯金したいと思っていたのですが、夫は違ったようです。趣味や娯楽にバンバンお金を使うところをみて、ずっと一緒にはいられないと思いました」(31歳女性/看護師)離婚の原因の代表格として、金銭感覚の違いが挙げられます。個人差が大きく、一致させる方が難しいでしょう。お互いの金銭感覚は、付き合っている頃から見極めることが大切です。貯蓄重視か買い物好きか、結婚前に確かめておきましょう。
子育て方針のズレ
「子どもが育つにつれて、だんだん関係が悪化してしまいました。彼女が息子に厳しすぎる気がしたので注意したら、僕が怒られて……。そんなことが続いて離婚に」(33歳男性/飲食店経営)結婚して、付き合っていた頃には経験しなかった大きな変化を感じたカップルも多いでしょう。とくに出産と育児は、価値観のズレを感じやすいポイントかもしれません。育ってきた環境が違うのだから、異なってしまうのはしょうがないことです。しかし事前に話し合っておかないと、どちらかが相手に嫌悪感を抱いてしまうかも。
愛情のズレ
「結婚して4年経った頃、もう旦那を男として見れなくなりました。あの頃の気持ちが完全に冷めきってしまって、一緒にいる意味が分からなくなって離婚しました」(28歳女性/ショップ店員)結婚して長くなり、さらに子どもまでできると、2人の時間は自然と少なくなっていきます。コミュニケーションの時間が取れず、すれ違いが重なり愛情にヒビが入ってしまうことも。お互いのことを異性として見れずに、退屈に感じてしまう可能性もあるようです。結婚してからも変わらない仲を保つためには、それなりの工夫が必要みたい。
結婚する前に…
離婚経験者に多くは、「話し合いが足りなかった」と感じています。できれば結婚前に、ズレの原因になりそうなものについては話し合うのがオススメです。幸せな結婚生活のために、しっかりとお互いの気持ちを確認しましょう。(コンテンツハートKIE/ライター)(Grapps編集部)
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