布袋寅泰にDMで直談判!? 尾崎裕哉がコラボ楽曲秘話を語る

布袋寅泰にDMで直談判!? 尾崎裕哉がコラボ楽曲秘話を語る

  • TOKYO FM
  • 更新日:2021/05/08
No image

放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し、勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。3月21日(日)の放送では、先週に引き続きシンガーソングライター・尾崎裕哉さんが登場しました。

(左から)高須光聖、尾崎裕哉さん

◆最新アルバムで布袋寅泰とコラボ

高須:アルバム『Golden Hour』を聴かせてもらいました。英語の歌詞が心地よくて“こういう武器があるんだ”と思いました。

尾崎:うれしいです。

高須:アルバムのなかに「Rock 'n Roll Star feat.布袋寅泰」っていう楽曲がありますが、どういう経緯で布袋さんが参加することになったんですか?

尾崎:ちょうどアルバム制作をしているときがコロナ禍で、基本的には僕とプロデューサーの2名でアルバム制作を進めていたんですね。そうしていくなかで、もうちょっと“いろんな世界観を足したいな”“いろんなアーティストとコラボしたいな”と思うようになったんです。それで、この曲(「Rock 'n Roll Star」)は、僕がギターを弾く形でもよかったんですけど、それだと“ちょっと縮こまっちゃうな”って思ったんですよ。

高須:曲のスケールとしての話ね。

尾崎:そうです。もっと広がりを持たせられる曲だと思ったので、“本当のロックンロールスターにギターを弾いてもらいたいな”って思ったんですよ。それで「(コラボをするなら)布袋さんじゃない?」ってことを、プロデューサーや制作に関わる人に伝えました。

高須:すごいなぁ(笑)。

尾崎:実は僕、知人を介して布袋さんと一度飲んだことがあったんですよ。そういう経験もあったから、InstagramのDMでコラボのお願いを送ってみたんです。そうしたら「とりあえず音源を聴かせて」って返事をくれて。

高須:返信がもらえたんだ。

尾崎:すごく律儀な方で、すぐにDMが来ました。そこからすぐにレコード会社経由で音源を送らせていただきました。それで、聴いてもらったら「OK!」と言ってくれて。

高須:すげえ! うれしいねえ。そこから布袋さんがミックスしたものを聴いたんですよね? どんな気持ちになりました?

尾崎:感動しました。布袋さんのギターって、アーティスティックなんです。ギターはもちろんお上手なんですけど、それを主張するようなギターではないんですよ。(音と)ちゃんと会話しているようなギターで。

高須:会話しているんですか?

尾崎:流れというか“オチ“があるんですね。布袋さんの場合、ゆっくりはじまったところが盛り上がってきてまた収束するみたいに、メロディーの流れが綺麗なんです。例えば同じフレーズだったとしても、若干リズムが違えば異なるものになるのですが、そういうことを一発目から把握しながら弾いているんですね。それに、ちょっと聴いただけでホロっとくる。俺、最初に聴いたときに泣きましたもん。

高須:すごい人って、一発で“ドカン”としたものを作りますよね。僕なんて、ビビリやから3パターンぐらい考える(笑)。そういう話を聞くと、やっぱり“プロってすごいな”って思いますね。

◆尾崎豊のエッセンスを取り入れる

高須:「Rock 'n Roll Star feat.布袋寅泰」の歌詞に“窓ガラスを割ったこともない”ってありましたね。こんなん入れてくるんやって思いました。

尾崎:(笑)。

高須:自分のなかで(尾崎豊を)咀嚼できているから、今となってはいろんなところに要素を散りばめることができるし、楽しそうだね。

尾崎:そうなんですよ。僕なりの“シャレ”ですね。

高須:面白かったです。全体の流れのなかで、こういった歌詞がきちんとスパイスとして効いているんですよね。

尾崎:僕は“サンプリング”って言っているんですけど、人の歌詞とかフレーズとか、象徴的なものを自分の歌詞に取り入れています。わりと今のトレンドにも近いです。最近流行ったものだったら「ドルチェ&ガッバーナ」とか「ジーニー」とかを入れた歌がありましたね。

僕には“尾崎豊”というバックグラウンドがあるんですけど、彼の言葉を使うのであれば、メタ的に意味があるものに対して歌いたいっていう意識があって、彼の言葉だけが歩いていかないようにしていますね。

高須:歌詞がきちんと流れのなかに組み込まれていると思いますよ。上手な使い方をするなぁと感じました。(尾崎豊の)キーワードって山ほどありますよね。

尾崎:「音楽が終わる頃 feat.大比良瑞希」っていう曲でも、けっこう引用させてもらっています。“窓を叩く風の音”(「FORGET-ME-NOT」から引用)とか、“踊り疲れた天使”(「LONELY ROSE」から引用)とか。(尾崎豊の)もともとの曲にあるフレーズのシーンを自分の曲に取り込んで、1つの新たな物語を作ることを意識しています。

高須:歌詞を書くことって自分の経験したことを切り取っていくから、どうしても自分の父親のことだって含まれちゃうよね。それって自然なことだと思うな。

◆両親が「裕哉」と名付けた理由

高須:お母さんからお父さんとの馴れ初め話を聞いたことってある?

尾崎:あります。父がアメリカに行く前にパーティーがあったらしいんですよ。それで、母親は共通の知人に誘われる形でパーティー会場に行ったそうなんですね。そうしたら、尾崎豊が現れなかったんですよ。自分のお別れ会なのに。

高須:ええー!?

尾崎:みんな4時間くらい待っているわけですよ。当時、携帯電話なんてありませんから、ただの待ちぼうけ。

高須:何のために集まったのかわかんなくなるよね。

尾崎:でも“尾崎豊はアーティスト”っていう便利な言葉がありましたから。彼に何か思うところがあったんだろうな、っていうことでパーティーが別日になったんですよ。だけど、母親は業界の人ではなかったから“なんだアイツは!”とカンカンだったそうです。

高須:“なんでもう1回行かなあかんねん”って思ったわけね。

尾崎:だけど知人に“お願いだから来て”と説得されて、またパーティーに行ったんですよ。そうしたら、今回はちゃんと(尾崎豊が)来たんですね。それでみんなと楽しくしているときに、父親が母親を見つけて。そのときにナンパしたそうなんですよ。

高須:ええ!?

尾崎:「電話番号教えてよ」って父親は言ったみたいなんですけど、母親は適当なフリーダイヤルの番号を伝えたそうです。

高須:(笑)。

尾崎:尾崎豊ですから、たいていの女性は彼の誘いだったらホイホイ行くわけですよ。なので、そういうことをしてくる女性って今までいなかったと思うんですよね。だから、逆に印象に残っちゃって。それで父親は、あとから共通の友だちを介して母親の番号を知ったみたいです。そして、何回か電話をしているうちにデートに行くことになって、付き合うことになったそうですよ。

高須:すごい話だねぇ。そもそも、尾崎って本名なの?

尾崎:本名です。

高須:そうなんや。じゃあ、裕哉って名前はお父さんが考えてくれたの?

尾崎:「バーで飲んだときにカッコいい名前がいいよね」という話を2人でしたらしいですよ。

高須:なんなんそれ(笑)。音の響きで決めたんかね?

尾崎:漢字は画数の本を見ながら父親が決めたらしいです。

高須:お父さんもそういう本を読んでたんや! でも自分の雰囲気で決めてほしかった気持ちがあるかも。画数を気にしていたなんて。

尾崎:(笑)。

<番組概要>
番組名:空想メディア
放送日時:毎週日曜 25:00~25:29
パーソナリティ:高須光聖
番組公式Facebook:https://www.facebook.com/QUUSOOMEDIA/

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加