殿堂入り・山本昌氏、ヤクルト・石川ら後輩へ「僕を超えて」

殿堂入り・山本昌氏、ヤクルト・石川ら後輩へ「僕を超えて」

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  • 更新日:2022/01/14
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野球殿堂入りが発表され、記者会見前に記念撮影に応じる山本昌氏=東京都文京区(撮影・佐藤徳昭)

中日一筋で50歳までプレーし、史上最年長勝利を含む通算219勝を挙げた山本昌氏(56)が14日、競技者表彰のプレーヤー表彰で野球殿堂入りを果たした。現役晩年に〝球界のレジェンド〟、〝中年の星〟と呼ばれた同氏は「僕を超えて」と、昨年の日本シリーズでセ・リーグ最年長白星を挙げたヤクルト・石川雅規投手(41)ら後輩投手にエールを送った。

■歴代の中日指揮官に感謝 候補となって2年目で殿堂入りを果たした山本氏は「名誉はここに極まりました。恩師や友人、後輩、誰一人欠けても、小、中学校は補欠で決して野球が上手なわけではなかった僕がここまで来ることはできなかった」と感謝を口にした。

中日一筋32年。星野仙一、高木守道、山田久志、落合博満と先に殿堂入りした指揮官に従事した。「100勝したときも200勝したときも星野監督には一度も褒められたことはなかったが、引退することを報告したときだけ『よう頑張ったな。ありがとう』と褒めてもらった」。電話口で号泣したことを今も忘れない。さらに「高木監督は私を初めて一人前の投手として扱ってくれた。山田監督はベテランになって、のほほんとしていた僕を引き締めてくれた。そして落合監督の『同じ力なら、俺は経験のある方を使う』との言葉に励まされた」と振り返った。

■次なる中年の星たちへ 50歳までプレーした同氏の姿には、野球ファンだけでなく多くの人が励まされた。「頑張っていれば何とかなる。努力をやめたときが終わり。そう伝えられていたらうれしい」。ヤクルト・石川、オリックス・能見、ソフトバンク・和田、西武・内海の〝アラフォー4左腕〟の名前を挙げ、「左打者がこれだけ増えた日本のプロ野球界で存在意義がある。石川君には『自分が思っているほど、周囲は辞めろとは思っていない』と言ったこともある。僕を超える投手が出てくれるとうれしい。50歳過ぎて投げていたら、必ず球場に応援に行きます」とエールを送った。

近い将来に指導者としての現場復帰が期待される。「野球は確率のスポーツ。常に確率の高い方を選択できる勉強をしていきたい」と力を込めた。(東山貴実)

★恩人・アイク生原氏に「自分の口で報告したかった」 山本氏はプロ5年目に米国へ留学し、米大リーグ、ドジャースのアイク生原氏に指導を受けて飛躍につなげた。1992年に死去した恩人へ「殿堂に一緒に入れたのは非常にうれしい。自分の口で報告したかった」としみじみと話した。また、直球の大半は140キロに届かなかったが、「僕が追求してきたのは投球術で、球が遅いというのは褒め言葉。球が速くない野球少年たちは希望を持って頑張ってほしい」と胸を張った。

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