
山陰中央テレビ
松江市の小学校での「いじめ」の認知件数が、昨年度に比べ大幅に増加していることが分かりました。
これは、13日に開かれた市のいじめ問題対策連絡協議会で、教育委員会が市内の小中学校での調査結果として報告しました。
それによると、小学校では、昨年度のいじめの認知件数は270件で、前年度から50件近く増加、なかでも「叩く」「蹴る」「首を絞める」といった暴力行為が年々増加しているということです。
市は、積極的に実態を把握した結果だとしたうえで、認知した「いじめ」の75%がすでに解消しているとしています。
学校内での暴力行為については、2020年度の文部科学省の調査によると、小・中・高校での1000人あたりの発生件数は島根、鳥取とも全国平均を大きく上回っていて、鳥取県がワースト1位、島根県がワースト9位となっています。