札幌市は、70歳以上の市民を対象とした地下鉄などの敬老パスの自己負担を廃止し利用上限を現在の7万円から2万円に引き下げる方向で調整していることがわかりました。
札幌市の敬老パスは、最大1万7千円の自己負担で、地下鉄やバス、市電を7万円分利用できます。
関係者によりますと、高齢化に伴って事業費が増加していることや、多くの利用額が2万円以下だったことから、上限を2万円に引き下げるとともに、自己負担を無くす方向で調整しています。
また、新制度では、歩いた歩数などの運動量を専用アプリでポイントに交換し、2万円を上限に、敬老パスのICカードなどにチャージして使う形を検討しています。
市は近く、新制度の内容を公表し、市民アンケートなどで意見を募る予定です。

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