
テレビ宮崎
一方これから収穫期を迎える農作物は、霜や凍結による被害が懸念されています。
(末永進吏記者)
「日向夏を栽培しているこちらの果樹園では、ある対策をして寒波による被害を防ごうとしています。」
宮崎県綾町にある児玉隆一さんの果樹園。一面につららができ、たわわに実った日向夏も氷で覆われています。最強寒波の影響か、と思いきや…。2分おきにスプリンクラーで水をかけて表面を凍らせ、果実の中まで凍るのを防いでいるという事です。
(綾町の日向夏生産者・児玉隆一さん)
「果実が凍ってす上がり(=果実がスカスカになる)するので、こういう施設でそういう被害を軽減しています。」
JA綾町によりますと、日向夏は氷点下3.5度以下が4時間以上続くと果実の水分が抜けて品質の低下に繋がるため、5年ほど前からこの方法を使っています。
(綾町の日向夏生産者・児玉隆一さん)
「あと1カ月くらい先に収穫しますので、この時期にこういう寒波が来襲したら非常に心配ですね。これ以上被害が出ないように祈っています。」
これから迎える収穫期を前に寒波の影響を気にしながら対策を続けています。