同級生の田中希実に「レース操る力ある」と脱帽も、自身も成長の3位

同級生の田中希実に「レース操る力ある」と脱帽も、自身も成長の3位

  • 朝日新聞デジタル
  • 更新日:2022/09/23
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"陸上の全日本実業団対抗選手権の女子1500メートルで3位に入った後藤夢(中央)=岐阜メモリアルセンター長良川競技場"

陸上の第70回全日本実業団対抗選手権大会第1日が23日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場であり、女子1500メートルで後藤夢(豊田自動織機)が4分12秒97で日本勢2番手となる3位に入った。優勝した同級生でチームメートの田中希実(同)には及ばなかったが、伸び盛りの22歳が結果を残した。

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大粒の雨が降りしきる中ということもあり、「こういうコンディションでタイムは正直厳しいかなと思ったので、最低でも4分10~15秒の間で走りたい」とレースに臨んだ後藤。序盤は東京五輪代表の卜部蘭(積水化学)が引っ張る中、4、5番手につけた。

最後方に控えていた田中がラスト2周からじわじわと順位を上げ、ラスト1周で先頭に立つ際は、食らいつこうという姿勢は見せたが、田中のスピードについていけず。ケニア出身のマーガレット・アキドル(コモディイイダ)に次ぐ3位でフィニッシュした。

レース後、後藤は「結果的にはまあまあという感じです」と話したものの、「ここぞというところで切り替えられない。そこを克服しなければ、ずっと同じ負け方になるし、殻を破っていかないといけない」と反省も口にした。

日本記録保持者の田中とは高校、大学、実業団と7年以上チームメートとして切磋琢磨(せっさたくま)する仲。田中は東京五輪、世界選手権を経験するなど、日本中距離界のトップランナーに成長した。そんな田中から学ぶことは多い。

今回のレースについても「(田中は)レースを操れる力がある。それができるメンタルの強さもあり、私には足りないところ」と最後方で力をためて一気に抜け出した田中を称賛した。

そんな後藤も今季は飛躍の年になっている。7月に自身初の「4分10秒切り」となる日本歴代5位の4分9秒41をマーク。800メートルと3000メートルでも自己ベストを更新した。国内で田中を追う“筆頭候補”になりつつある。

「日本で2番手と言われてプレッシャーを感じる部分もあるが、田中と一緒に日本のトップレベルで競い合えるのはうれしい。2人で中距離の楽しさやおもしろさを伝えていきたい」

後藤は大会最終日(25日)の女子800メートルにもエントリーしている。(辻隆徳)

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