
◆東京六大学春季リーグ戦第6週第1日▽慶大7―4明大(14日・神宮)
2位の慶大が、首位・明大との初戦を制した。1回表1死一、二塁から、4番・萩尾匡也中堅手(4年=文徳)の中越え三塁打で2点を先取。5番・朝日晴人遊撃手(4年=彦根東)もタイムリーを放ち3点目を挙げて主導権を握った。
12安打7得点と活発だった打線のなかで目立ったのが善波力捕手(3年=慶應)だ。明大の前監督・善波達也氏(59)の長男で、今季から正捕手として出場。「相手が明大だからということは、意識していなかった。頭を整理して、相手ピッチャーの球だけに集中できていた」と善波は冷静に振り返った。守りでも、2点差に迫られた6回2死一塁の場面で盗塁を刺し、反撃を封じた。
堀井哲也監督(60)は「まずは守備面と言っている。非常に良くやってくれている。バッティングはボーナスみたいなもの」と活躍を笑顔で称えた。