
◆JERAセ・リーグ 阪神2―1巨人(26日・甲子園)
阪神が3試合連続の逆転勝利で6連勝とした。今季最多の貯金15で2位のDeNAと5ゲーム差。今季初登板初先発した2年目の桐敷が7回1失点の好投でプロ初勝利を手にした。打線は巨人先発の横川に6回まで無得点に抑えられたが、7回にリリーフ陣を攻略。森下の同点打と木浪の勝ち越し犠飛で逆転した。直後の8回に、右前腕の張りからこの日復帰した湯浅が登板し、リードを守った。
以下は試合後の岡田彰布監督の一問一答。
(テレビ中継の勝利インタビューで)
―1点差のしびれる試合
「そうですね。(横川とは)2回目なんですけどね。なんか、あのグラブ(独特な右手の使い方)ですかね。全然タイミングがあわなくてね。まあ、桐敷が辛抱していけば、後半いけるかなあというのはあったんですけどね」
―桐敷が好投
「いや、あんまり調子がよくないという試合前のブルペンの(報告だったので)ね。まあストレートがよかったと聞いていたんで。ストレートでどんどん押していったと思うんですけど、尻上がりに変化球がよくなって。まだ次の回(8回)も同点だったらいくつもりだったんでね」
―打線の集中力がすごい
「それ(6回)まで2本か3本かな。だから、そうですね。あそこ1アウトからですけど、大山が出たら、なんとか後ろがつなぎそうなね。みんな桐敷が勝ってなかったのは分かっていたみたいなんで。なんとか桐敷に勝ち星をつけてやろうと、そういうのがあったんで。最後、木浪も左だったですけどね、ほんと最低限の仕事をしましたね」
―7回に横川が交代
「(直前の巨人の攻撃で)もう一人出したら(横川に)代打かなと思ったけど、たぶんあそこで代わるだろうと思ってたので。まだ3イニングあったし、チャンスあるなと思ってましたけど」
―湯浅が登板
「あと1、2点あって、厳しい場面じゃなしに、ちょっと楽な場面でいかそうと思ったけどね。打順は9番からやったんですけど、ね、あと1、2点あったらもうちょい楽に投げられてたと思うけど、厳しい場面になったけど、なんとか抑えてくれて良かったですね」
―もうしばらく中継ぎで
「そうですね、本当はきょうファームで投げて上げるつもりだったけど、まあ、、いろんなあれがあったんで。とにかくゼロでいけたいうのは大きかったと思いますね」
―貯金15に
「これも積み重ねなんで。まあ、こんなうまいこといくことはこれから先ないと思うんだけど。そら相手もいることだから負けることもあると思うんだけど、それを何とかね、少なく。あんまり連敗しないように。先発ピッチャーが頑張ってくれてるんで、そういう意味では助かりますね」
―交流戦まであと2試合
「明日明後日は元気なピッチャーがいてるんで、ちょっと安心して交流戦を迎えたいですね」
(囲み取材)
―桐敷は予想を上回る内容
「ああ、予想上回ったな。神宮の時にピッチング見て、キャンプの時よりもだいぶいいなと。そんな話してたんだけど。今日ね、ストレートはけっこう力あるって言ってたけど、あとは変化球やなあと。そういう話はしてた、ピッチングコーチと」
―6回の桐敷の打席で代打は考えなかった
「全然、そんなの。ずっとまだ8回もいかすつもりやったから。まああれは100(球)いっても大丈夫だから。なんとか投げないと勝ち星つかないから」
―キャンプやオープン戦と変わった部分は
「やっぱりコントロールかな。だからキャンプの時もブルペンで言ってたのは、ボール自体は伊藤と遜色ないって、まだボールの力は桐敷の方がある方だけど、そこはコントロールの違いで、ローテーション入れるか入れないかっていうね。そういうのが、やっぱりあるなというのは話してた。まあ今日も途中からは変化球がカウント球でコースにいってたんでね。これはある程度行けるなあと思ったけどね、7回くらいまでは」
―森下が同点打
「まあ、そうやなあ。いい時に出てるよね。集中打で。チャンスらしいチャンスは、あの回だけだから、うん。1点で辛抱しとったからね。何とかなるかなっていうのはあったけどね」
―昨日はミエセスだった日替わり6番が活躍
「いやいや、やっぱり打てば打点になる打順やし。まあ今日は1、2番がな。最後、中野が打ったけど1、2番が全然塁に出なかったから、あんまりそのチャンスを作れんかったいうのはあるけど、まあ、明日は打つやろな、1、2番はな」
―横川交代は想定内
「いや、もう代わると思ってたよ、球数じゃなしに。本当はもう1人出して打順回らせても良かったんやけど、もうこれは(相手)ベンチの雰囲気見てたら代わるなと思ってた。まあちょっとあのイニングで落ちてたよ、ボールは。あれ投げとったらチャンスあったかも分からん、だいぶ落ちたよ、球数やなしに。そう見てたよ、球数じゃなしに」
―貯金15
「いやいや、そらまだまだやろ。(08年に)23でも勝てんかったやんけ、そんなんお前」