あがり症は腹式呼吸で克服できるってホント?プレゼンやスピーチで魅力的に話すテクニック

あがり症は腹式呼吸で克服できるってホント?プレゼンやスピーチで魅力的に話すテクニック

  • @DIME
  • 更新日:2020/11/23
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人前に出るとどうも本領が発揮できない…。人知れず、そんな悩みを抱えていないだろうか。実は呼吸を変えると、不思議と話しやすくなるという。腹式呼吸による話し方のプロである一般社団法人日本腹式呼吸協会代表の高畠依公子さんに、腹式呼吸によってあがり症を克服した体験談や、あがらず話すノウハウを聞いた。

あがり症を腹式呼吸で克服

高畠さんは幼少時代、あがり症で悩んでいたが、腹式呼吸で克服したという。

【取材協力】

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高畠依公子さん
福岡生まれ。修猷館高校卒業。昭和音大.国立音大卒業。演奏会、結婚式等の司会を経て協会設立後は、防衛省・総務省・企業・大学・公共施設・ラジオ等にて話し方や呼吸法のセミナー、研修を行う。本年には柳沢慎吾主演映画「応天門の変」にて挿入歌を披露。和泉元彌の歌うエンディングテーマとともにCD化。好評発売中。
http://fukushikikokyu.com/

「子どもの頃、4,200グラムの巨大児で産まれ、人から『デブ、デブ』といじめられるようになり、人前に出るのが怖くなり、あがり症に。『太っているからオペラ歌手になるといい』と中学の音楽教師に言われ、声楽を学びました。しかし、あがり症が災いし、二つの大学で6年間オペラを学んだものの、オペラ歌手になれず、司会の仕事を始めました。その際、自身の呼吸の深浅により、話す際の落ち着きや声のトーンが違うことに気付き、歌うときに無意識で行っていた腹式呼吸を意識的に行うことにより、心身の状態をコントロールできることに辿りつきました。それから腹式呼吸について深さを極め、長年に渡るあがり症を克服するに至ったのです」

腹式呼吸であがらなくなるには?

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ビジネスパーソンの中には、人前で話すのが苦手な人もいるだろう。早速、腹式呼吸であがるのを克服する方法を教えてもらおう。

1.「あがる」ことは良いことだと認識する

「まず、あがることは良いことだと、認識を改めましょう。そして生まれたときからあがり症の人はいません。あがり症は治るものだという理解も必要です。あがるときは、自律神経の中の、戦いの神経でもある、交感神経が活発になった状態。ですので、あがったときには、いつもより頑張れるんだ!という意識を持つことが大切です。

2.腹式呼吸でゆっくりと吐くことに集中する

「その上で、ドキドキしたままでは話しにくいので、腹式呼吸でゆっくりと吐くことに集中します。呼吸は吐いているときに落ち着きの神経、副交感神経が働きます。腹式呼吸は、通常の呼吸より多くの呼気を体に取り込むことができます。そのため、ゆっくりと長く呼吸を吐くことができるので、副交感神経を働かせる割合が高くなるのです。自律神経の働きで動かせる器官で、唯一、自身でコントロールすることができるものが呼吸器官。心臓や血流は自身の調整では止められませんが、呼吸は自身の意思で止めることもできます。この呼吸を腹式呼吸にすることで、より深く呼吸を出し入れすることができ、自律神経をコントロールすることが可能になるのです」

腹式呼吸で響く声に変わる

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スピーチやプレゼンなどでは、あがらないだけでなく、うまく話をする必要もある。どうすればうまく話せるか。

その第一歩として、腹式呼吸の身につけ方や響く良い声を出す方法を高畠さんに教えてもらった。

「まずは自分がどのような呼吸をしているか、呼吸に意識を向けます。人は産まれてくるときは全員、腹式呼吸なのです。もともとできている人もいますが、意識をして行うことが大切です。簡単に腹式呼吸を身につける方法をご紹介します」

1.まず、両手を口の前に持っていき、手が冷たい時に温める要領で、ハァー!と息を吐きかける。

2.すべての息を吐き終わったら、続いて、手のひらの上に、良い匂いのする花やお菓子などがあると想像し、その匂いを全身で嗅ぐように、鼻から息を思い切り吸い込む。

そのとき、お腹が膨らみ、腹式呼吸になっていることを確認する。

「これを数度繰り返した後、呼吸を吐くときに、『あー!』と一緒に声を出してみてください。通常、自分が話している声よりも響く声が出るようになっているはずです。

これを繰り返し、次に、吐くときに『おはようございます!』というようなワンフレーズを話してみてください。すると、徐々に呼吸を伴った話し方ができるようになってきます。腹式呼吸が伴った声は、響きがあり、相手に伝わりやすくなります」

高畠さんが実施する研修などでは、その声に想いを込める方法などを、さらに伝授していくそうだ。

人前に立ったとき、あがってしまう、緊張で本領が発揮できないとはがゆい思いをしているなら、腹式呼吸、ぜひ試してみよう。

取材・文/石原亜香利

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