
1回、杉本は左翼線にタイムリー二塁打を放つ(撮影・坂部計介)
「オリックス・バファローズ3-2千葉ロッテマリーンズ」(19日、京セラドーム大阪)
ラストスパートの原動力だ。オリックス・杉本裕太郎外野手(32)が3試合連続安打、3試合連続打点の活躍でチームはリーグ3連覇に王手。3日連続のヒーローインタビューで「明日決めます!」と高らかに宣言した。初回、1点を先制してなおも2死一、三塁の好機を逃さない。適時二塁打で試合の主導権を握った。
調子のいい時も悪い時も、ベンチの真ん中で仲間を鼓舞する。今季はレッドソックスに移籍した吉田正尚から選手会長を引き継いだ。「自分が褒められたらうれしいタイプなんで、周りを褒めるようにしている」と盛り上げ役を買って出る。それでもやはり、主役はラオウだ。「僕が打つと盛り上がる気がするので、次の試合ももっと打てるように頑張ります」。いよいよ歓喜の瞬間がやって来る。