母親の新型コロナ死で血迷った男 逆恨みで医師を刺して逮捕

母親の新型コロナ死で血迷った男 逆恨みで医師を刺して逮捕

  • しらべぇ
  • 更新日:2020/08/02
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(Jae Young Ju/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

新型コロナウイルスの感染拡大は止まらず、医師や看護師など医療現場で働く人たちは命がけで働いている。そんな中、愛する家族を亡くした男が怒りをぶちまけた相手は、まさに患者のため毎日働いている医師だった。

■ある感染者の死

7月25日のこと、インド・マハーラーシュトラ州にある病院に、60歳の女性が搬送された。

インドでも猛威をふるっている新型コロナウイルスに感染したためだったが、複数の持病を抱えていた女性の病状は瞬く間に悪化。診察にあたったディニッシュ・ヴァルマ医師は極めて厳しい状態にあると判断し、家族に対しても病状を詳しく説明してあったという。

その後も数日は持ちこたえた同女性だが、やはり回復はせず、とうとう帰らぬ人となった。

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■医師を恨んだ息子

同州で暮らす女性の息子(35)は、母親が亡くなったと知り愕然。どうしても納得できなかったことから親戚数名とヴァルマ医師を待ち伏せし、同医師が病院に到着するなり「なぜお袋は死んだのか」などと食ってかかった。

女性の病状について事前に説明してあった医師も言い返し、激しい口論が勃発。逆上した息子は所持していた鋭利な凶器を取り出し、躊躇なく医師に突き立てた。

■重傷を負った医師

死亡した女性の息子は、ヴァルマ医師の首、胸部、さらには手を刺した。容赦ない攻撃を受けた医師は重傷を負い、勤務先とは別の病院に搬送されて治療を受けているという。

容疑者はすぐに身柄を確保され署に連行されたというが、医師が今どのような状態なのか、近く職場に復帰できるのかといった詳しい状況については伏せられたままだ。

■怒りの声

パンデミックの発生により、医療関係者も感染の危機にさらされながら必死に働いている。

にもかかわらず医師が逆恨みされ襲撃されたことに、インド医師会は猛抗議。とりあえずは現地の外来診療部門を丸一日封鎖すると発表し、「24時間警官が医師を守る体制が必要」という意見・要望を発表している。

命を救うために働く人たちが逆恨みにより襲撃されるケースは、様々な国と地域で報告されている。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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