参議院って必要ですか? アンケートすると「長い任期よい」「独自性を」

参議院って必要ですか? アンケートすると「長い任期よい」「独自性を」

  • 京都新聞
  • 更新日:2022/06/23
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国会議事堂

「良識の府」として期待される参院。安定政権では存在感が薄く、与野党逆転の「ねじれ」が起きると政局の舞台に転じる様子が国民の目に映ってきた。22日公示、7月10日投開票の参院選について、京都新聞社が双方向型報道「読者に応える」のLINE(ライン)に登録した人に参院の要否をアンケートしたところ、半数超が「必要」と回答したのに対し、「不要」や「わからない」も一定数を占めた。第1回参院選から今年で75年。改めて参院の存在意義が問われている。

アンケートは4~6日、京都府や滋賀県の在住者らに行い、1300人から回答を得た。そのうち、参院が「必要」と回答したのは731人(56・2%)で、「不要」は350人(26・9%)「分からない」が219人(16・8%)だった。それぞれの理由は5項目の選択式で聞いた。

「必要」とする理由については「衆院に対する抑制、補完機能がある」が367人と半数を占め、「衆院だけでは民意が十分に反映されない」が185人と2番目に多かった。亀岡市の60代女性は「解散を気にせず、任期も長いのでじっくり取り組める。衆院より少数派の発言機会があるのもよい」と評価。京都市左京区の20代男性は「機能を強化するなど衆院との差異を明確にし、独自性を強める必要がある」と指摘した。

「不要」を選んだ人のうち最も多い141人が「衆院の議決をチェックする機能が低下している」との理由を挙げた。他に「首相の指名や予算の議決で衆院の方に強い権限がある」(98人)、「二院制だと国会審議や議決に時間がかかる」(69人)が続いた。「国会の付属機関のイメージが強い」(城陽市・60代男性)、「政府与党が圧倒的に権力を維持し、本来の役目を果たせていない」(左京区・60代女性)などの声もあった。

参院の要否について「わからない」と回答した人の中には「芸能人やスポーツ選手などの人気投票になっている」(伏見区・30代男性)、「役割分担はあるにせよ、衆参まとめて議員数を減少出来ないか」(下京区・40代女性)などタレント候補の多さや現行の議員定数に疑問を抱く意見も目立った。

かつて参院には、政党と一線を画す無所属議員の会派もあった。しかし、現在は政党化が進み、衆院との違いが見えにくくなっている。左京区の60代男性は「党派にとらわれない院の構成を目指すべき」との改善策を寄せた。

【参議院の在り方について寄せられた主な意見】
・「議員の資格要件を衆院と大きく変えるべき」(山科区、50代男性)
・「地域に縛られず国家的見地から考えられるよう、選挙区は全国区のみに」(西京区、60代男性)
・「長期的スパンで腰を据えて政策を考えられる人に参院議員でいてほしい」(宇治市、20代男性)
・「あえて(衆参の)ねじれ状況をつくらないと、抑止効果がない」(北区、10代男性)
・「衆院議員と区別するため、政党に所属しない人のみで構成する形になってほしい」(下京区、40代女性)
・「衆院は国民代表、参院は米国やドイツのように地方代表とする方法も検討しては」(大津市、40代男性)

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