宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」トロント映画祭で観客賞3位 アカデミー賞前哨戦として注目

宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」トロント映画祭で観客賞3位 アカデミー賞前哨戦として注目

  • 日刊スポーツ(エンタメ)
  • 更新日:2023/09/19
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宮崎駿監督(2013年9月6日撮影)

アカデミー賞の前哨戦として近年注目を集めるトロント国際映画祭の授賞式が17日に行われ、邦画並びにアニメとして同映画祭史上初めてオープニングを飾った宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」が観客賞3位に選出された。

7日に開幕した同映画祭で、最高賞の観客賞を競うスペシャル・プレゼンテーション部門には、日本からは他に、是枝裕和監督の「怪物」と濱口竜介監督の「悪は存在しない」も選出されていた。今年の観客賞に輝いたのはコード・ジェファーソン監督のコメディドラマ「アメリカン・フィクション」で、次点にはアレクサンダー・ペイン監督の「ザ・ホールドオーバーズ」が選ばれた。

今年の映画祭は、ハリウッドで続く全米脚本家組合(WGA)と全米映画俳優組合(SAGーAFTRA)のWストライキの影響で、多くの俳優が欠席。レッドカーペットやインタビューが短縮されるなど影響を受けていた。

宮崎監督はオープニング作品の上映に姿を見せなかったが、同監督の大ファンとして知られるギレルモ・デル・トロ監督がサプライズ登場して華を添えていた。

近年は同映画祭で観客賞を受賞した作品は全ては翌年のアカデミー賞作品賞にノミネートを果たしているほか、「ノマドランド」(20年)はじめ「グリーンブック」(18年)「それでも夜は明ける」(13年)など作品賞を受賞することも多く、オスカーを占う上で重要な賞とされている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)

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