【茨城県】地元の栗、都内飲食店に 茨城・笠間のウナギ店主

【茨城県】地元の栗、都内飲食店に 茨城・笠間のウナギ店主

  • 茨城新聞クロスアイ
  • 更新日:2021/10/14
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飲食店店主に笠間の栗を手渡す馬場万作さん(右)=都内・池袋(馬場さん提供)

■コロナ禍「人ごとでない」
茨城県笠間産の栗を食材に提供してコロナ禍で打撃を受けた都内飲食店を支援しようと、笠間市内の男性が奮闘している。ウナギ店「量深(りょうしん)」を営む馬場万作さん(49)だ。20代の頃、都内の日本料理店で修業した馬場さんは、「東京の飲食店には思い入れがあり、苦しむ姿は人ごとでない。地元の栗で手助けしたい」と話す。提供を受けた飲食店主の一人は「手頃な価格に感謝している。良質で糖度も高いのでデザートに使わせていただき、復活の足掛かりになれば」と意欲を見せている。

馬場さんは今年6月、開発した冷凍うな丼をコロナウイルス感染症治療に関わる医療従事者に寄贈するなど独自の支援活動を行っている。

今回は、かつて都内の日本料理店で修業を積んだ経験を踏まえ、コロナ禍で疲弊する都内飲食店の支援に至った。友人でもある都内の飲食コンサルタント、本橋慎一さん(34)を通じて賛同者を募ったところ、イタリア料理店や焼き鳥店など9店が参加。本橋さんは「馬場さんの考え方に共感し、ぜひ取り組みを成功させたいと思った。飲食店の支援と笠間の栗のPRにつながれば」と期待を寄せる。

馬場さんは栗のシーズンが終わるまで週1回、仕事が終わった夜に自家用車に栗約80~100キロを積んで店まで輸送。価格は栗農家からの購入額のままで、ガソリン代や高速代は自身が負担している。「初めは宅配便を考えたが、店の人に思いを直接伝えるため、手渡しすることにしている。協力してくれる栗農家にも感謝したい」と話す。

ベトナム料理店を経営する中村誠人(まこと)さん(49)は、「笠間の栗を初めて知った。粒が大きく糖度が高い。ベトナムコーヒーに合うデザートとして、渋皮煮や栗のチーズケーキなどにして出している。将来的に笠間の栗と都内飲食店がウィンウィン(相互利益)の関係になれば」と声を弾ませている。

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