
鹿児島テレビ
鹿児島県内各地でも様々な影響があった今回の大雪。24日夜から25日朝にかけての各地の動きをまとめました。
タイヤが空回りし、2人で押してもなかなか動かない車。
24日午後8時半ごろの鹿児島市川上町では、坂道で車が立ち往生したり、車にチェーンをつける人の姿が見られました。
24日昼ごろから降り始めた雪は夜が更けるとともに積もり始め、南国鹿児島らしからぬ光景を作りだしていきました。
そして一夜明け。
午前8時ごろの鹿児島市田上台。車のスリップは朝になっても見られました。
通勤・通学ラッシュの午前7時半ごろのJR鹿児島中央駅東口です。
タクシー乗り場には常に20人ほどが列を作るものの、タクシーは10分に1台ほどのペースでしか到着せず、乗り場で待つ人は焦りや不安の表情を見せていました。
タクシーを待つ人
「出張で来ていて市電もバスも止まっているので、どうやってお客さんの所に行こうか、困っている」
「家が紫原ですが、歩いて降りてきたら滑って転んだ」
その一方で、鹿児島市では雪を楽しむ子供たちの姿も見られました。
小学生
「(何をしたい?)ゆきだるま」
「大雪を見るのは初めてだった。うれしかった」
25日、県内で最も低い-8.3℃を観測した霧島市溝辺では茶畑が雪に覆われ、真っ白に染まっていました。
さつま町では、積雪により市街地中心部が真っ白な雪景色となり、開店前の商店では店主が雪かきをする姿も見られました。
雪かきをしていた店主
「大変ですね。こんなに降るとは思わなかった。ここで滑るといけないと思って」
種子島の西之表市でも建物の屋根や道路脇などで積雪し、古田小学校では子供たちが校庭の水たまりに張った氷を手に取り遊ぶ姿が見られました。
奄美支局 麓伊賀久記者は手にした氷に思わず・・・
「冷たいな」
奄美大島で最も高い標高694mの湯湾岳。
25日朝は雨に混じってあられが降り、展望台では降り積もったあられがシャーベット状に固まっている様子もみられました。