
ロシアの大手電力会社がフィンランドへの送電を停止すると発表した。フィンランドがNATO(=北大西洋条約機構)へ加盟する方針を示したことに対する報復の可能性がある。
地元メディアなどによると13日、ロシアの政府系電力会社インテルRAOは電力代金の未払いを理由にフィンランドへの送電を停止すると発表した。ロシアは、フィンランドが12日にNATOへの加盟方針を発表したことへの対抗措置を取ると警告していて、今回の送電停止は報復の可能性がある。
これに対しフィンランドの電力会社は、ロシアからの電力は国の総電力量の1割で、国内の供給に影響はないとしている。今後はスウェーデンからの輸入や国内の発電量を増やし対応する方針。送電の停止は14日からで、当面の間続くとみられる。(ANNニュース)