
西武と入団合意してポーズをとる大商大・上田(撮影・永田浩)
西武がドラフト2位で指名した大商大の上田大河投手(22)が21日、大阪市のグランドプリンスホテル大阪ベイで入団交渉し、契約金7000万円、年俸1250万円(金額は推定)で合意した。背番号は高橋と並ぶ右のエース今井が昨季までつけていた「11」に決まった。
「見た目もゾロ目で気持ちがいいし、覚えやすい、素晴らしい番号。それに見合った活躍ができないと、期待されているからには、自分自身も情けないですから」
西武の「11」は、1983年にセーブ王となった森繁和、92年にMVPと沢村賞に輝いた石井丈裕、名リリーバーの森慎二、西武での10年で7度の2桁勝利を挙げた岸孝之(現楽天)ら好右腕が背負ってきたが、上田がその系譜を引き継ぐ。
3、4年時に大学日本代表に選出され、今秋の関西六大学リーグでは主将として4季連続優勝。大学通算22勝3敗を誇る最速154キロ右腕は、偉大なる獅子の先輩たちにも見劣りしない。潮崎編成ディレクターも「『11』に匹敵する選手が取れた。実力に伴って、もっと格好良くなるでしょうね」と期待大だ。
明治神宮大会は日本文理大との1回戦に先発して4回4失点。チームも敗れ、大学ラスト登板で有終の美は飾れなかった。それでも「あの負けは忘れない。でも次のステージに進める幸せもある。さらにレベルアップしたい気持ちになっています」と語り「まずは開幕から1軍ベンチ。それが目の前の目標」と力強く宣言した。
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