
「モンスター・ヴァース」初の実写ドラマ「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」が配信開始となった。第1話から物語には日本が大きく絡み、日本語での会話、日本の風景もふんだんに描かれる。
これまでの「モンスター・ヴァース」シリーズは主にアメリカ側から伝えられた物語だったが、「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」では日本の家族が鍵を握る。ショーランナーのマット・フラクションはYahoo UKに、日本を意識した製作を語っている。「この作品にある日本のルーツに敬意を示さなければ、それは不誠実だと感じました」。
「キャストにそれを反映してもらうだけでなく、実際に東京で撮影しました」。フラクションがかく語る通り、本シリーズでは澤井杏奈や渡部蓮、山本真理、平岳大といった日本人キャストが勢揃い。舞台には、新宿通りや新宿三丁目駅など日本人に馴染みのある場所が登場する。
そのため、東京での大規模なロケ撮影も行われた。監督のマット・シャックマンはTHE RIVERとの取材で「第1話にはゴジラから逃げる人々が東京の街中を走るシーンがあります。大好きな映画から飛び出してきたような、本当に特別な場面。正確にやり遂げなければいけないと思いました」と思い入れを明かしている。
日本に対する並々ならぬこだわりを持つ製作陣だが、彼らが目指しているのは「グローバルな作品」を作ること。フラクションと共にショーランナーを務めるクリス・ブラックは、“ゴジラ”について「私たちの世界に対する人類存続の危機、そしてその影響を描いた寓話なのだ」と語り、存在意義をこう強調している。
「アメリカだけの物語ではなく、日本だけの物語でもない。全世界の物語なのです。ゴジラは一つの文化や国に閉じ込められる存在ではありません。実際には、グローバルブランドなのです。コカコーラと同じで、誰もがゴジラを知っています。」
「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」は、第1話・第2話がApple TV+で配信中。以降1月12日まで、毎週金曜日に新エピソードが配信される。
Source:Yahoo UK
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