米オープンAI、9割の従業員が退社を示唆 アルトマン氏の復帰要求

米オープンAI、9割の従業員が退社を示唆 アルトマン氏の復帰要求

  • 朝日新聞デジタル
  • 更新日:2023/11/21
No image

"米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO、当時)=ロイター"

対話型AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」を運営する米オープンAIの約9割の社員が、取締役全員の退任を求めていることが20日にわかった。複数の米メディアが報じた。取締役会が解任したサム・アルトマン前最高経営責任者(CEO)らの復帰も求め、実現しなければ退社する意向を示唆しているという。

米ニューヨーク・タイムズ紙が報じた、社員700人超の署名がある取締役宛ての書簡では、アルトマン氏らを解任した判断に触れて「あなた方がオープンAIを監督する能力がないことは明らかだ」と批判。取締役全員が辞めてアルトマン氏らを復帰させなければ、同社を退社し米マイクロソフトに移籍する可能性があると警告した。

一方、オープンAIの暫定CEOに任命されたと報じられていた、ゲーム実況配信サイト「ツイッチ」のエメット・シアー元CEOは、20日のXへの投稿で暫定CEO職を引き受けたことを認めた。ただ、アルトマン氏の解任に至る手続きを「極めて悪い対応で我々の信頼に深刻な損害を与えた」と指摘。今後30日間で独立した調査をし、報告書をまとめる方針を示した。(ワシントン=五十嵐大介)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加