「資格なんてムダ!」は思い込み...おじさんが「地味な資格」を取るべき3つの理由

「資格なんてムダ!」は思い込み...おじさんが「地味な資格」を取るべき3つの理由

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2021/02/23
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年々、減り続ける退職金、AIによる大量失業、意図せぬパワハラ・セクハラ認定。そこにコロナ不況が追い打ちをかけ……。「おじさん」は今、かつてない苦境に立たされている。著書『おじさんは、地味な資格で稼いでく。』を出版した佐藤敦規氏は、「おじさんは『地味な資格』を取ったほうがいい」とアドバイスする。なぜ「地味」なほうがよいのか? 3つの理由とともに、解説してもらった。

そもそも「地味な資格」とは?

前回の記事(転職は厳しい、出世もムリそう…管理職になれなかった「おじさん社員」の末路)で、私は管理職経験のない「現代のおじさん(50代もしくは40代後半のビジネスパーソン)」が、人生の前半戦で負けてしまう懸念についてご説明しました。

では、前半戦で負けてしまったとしても、いまから心を入れ替えて仕事に打ち込めば、道は開け、後半戦で勝てるのでしょうか?

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不可能ではないですが、実際のところは難しいでしょう。

40代や50代で役職に就いていない人は、重要なプロジェクトや顧客から外され、大きな成果を見込めない仕事や顧客を担当させられたり、若手社員と同じような立場や働き方であったりすることが多いからです。

このような状況で、会社の評価を覆すような実績を挙げることは不可能に近いでしょう。それに、自分のモチベーションも長くは続きません。

これを聞いた方はきっと、「じゃあ、いったいどうしろというんだ」と思っていることと思います。

そこで、打開策としてみなさんにおすすめしたいのが、「地味な資格」を取り、その資格を活かして独立や転職をすることです。

地味な資格とは、「世間の知名度は低いけど、法人に必要とされ、案外稼いでいる人が多い資格」を指しています。士業でいえば、社会保険労務士や行政書士、土地家屋調査士などが該当します。なにも、これらの資格を貶めているわけではありません。法人を相手にする資格であるため、一般にはその業務内容が見えづらいということです。

なぜ地味な資格を取ることがよいのでしょうか?

その理由は3つあります。

働きながらでも取得できる

(1)働きながら取得できる

読者のなかには「せっかく勉強して資格を取るのなら、弁護士や医師、税理士といった稼げる資格を取りたい」と思った人もいるのではないでしょうか。

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しかし、これらの資格を取るには膨大な勉強時間が必要です。40歳を過ぎてそれら難関資格に挑戦することは現実的ではありません。

たとえ会社を辞めて勉強に専念して奇跡的に合格したとしても、若いうちからその仕事に就いている人たちと競い合うのは難しいでしょう。

一方で、社会保険労務士や行政書士などの「地味な資格」は、それら超難関資格と比べると難易度は下がるため、勉強法を誤らずに根気強く取り組めば、私のように働きながらの勉強でも合格をねらえます。

(2)法人相手で安定する

地味な資格は、弁護士や医師のように知名度が高いわけではありません。それは、個人よりも法人を対象にすることが多いからです。ところが知名度に反して法人を相手にする資格は、当然、営業などの努力も必要ではありますが、企業との顧問契約などによって安定した収入を得やすいのです。

また、法人相手の仕事ということは、いままでご自身が行ってきた仕事の知識も活かせる可能性があります。つまり、経験と資格と組み合わせる「掛け算思考」でキャリアを構築できるのです。

資格はそれだけで強みのひとつになるので、その資格と親和性がある実務経験を組み合わせることで、他の人が持っていないキャリアを構築できます。

資格があれば年収アップも!

(3)食っていける

資格貧乏という言葉があるように「最近は弁護士でも仕事がないと聞くし、資格なんて取っても意味がない」と思う人もいるでしょう。

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日本リサーチセンターがインターネットで約1万1000人に対して行ったアンケートによると「現在、必要でないと思うもの」の1位は学歴(28.6%)、2位は資格(22.2%)、3位は車(20.7%)でした。それだけ、資格は不要だと考えている人が多いようです。

しかし統計上の数字は、異なっています。

学歴について、平成30年度の賃金構造基本統計調査(厚生労働省の統計)によれば、高卒男子の生涯年収1億9882万円に対して、大卒男子の生涯年収は2億5752万円となっています。学歴がすべてというわけではありませんが、大卒のほうが6000万円以上も多く稼いでいるのは事実なのです。

資格も同様です。たとえば、介護職の無資格者の平均月収は19万6432円ですが、介護支援専門員(ケアマネジャー)の平均月収は27万4471円と、8万円近くの差があります。介護というと給料が安いイメージを持つ人が多いですが、有資格者にかぎっていえば、地方などではむしろ公務員と同じくらいの高給取りといえるのです。

たしかに、苦労してとった難関資格を活かせていない人もいますが、すべての人がそうだと判断するのは早計です。資格を上手く活かせば、収入アップには十分つなげられます。

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